【アイビスSD】予想　過去10年傾向と重要な4つの共通データを紹介！絶対に見逃せない持ち時計の法則とは

過去10年の好走馬

過去10年で上記30頭

唯一無二の直線重賞で、地元開催もあって毎年このレースは気合いが段違いです。

ポイント1　結局前走着順が直結

過去の好走馬30頭中、前走取り消しだったベルカントを除くと29頭

そのうち5着以下だった馬は7頭しかいません。

その7頭を見てみると

ロードベイリーフ　3枠

ライオンボス　6枠

バカラクイーン　1枠

オールポッシブル　8枠

ダイメイプリンセス　8枠

フクノドリーム　7枠

アースソニック　7枠

ほぼ外枠(6～8枠)で恩恵を受けて好走している馬です。

ロードベイリーフは同年の韋駄天S連対馬で1000ｍは連対率100％

バカラクイーンは記憶に新しい菅原騎手の1枠からラチ沿い一気の超神騎乗ですが、

初勝利を1000ｍ戦で記録しており、これだけの短距離戦で着差はなんと-0.9秒差の圧勝

ちなみに7～8枠に限定しても6枠だったライオンボスは3年前の優勝馬、2年前の連対馬と完全なリピーター

7,8枠は前走大敗馬でも度外視できるのに対して、それ以外は1000ｍの適正は少しでもほしいところ

今年の該当馬を見てみましょう。

スワーヴシャルル　連対経験なし
ロードベイリーフ　前年3着馬
オールアットワンス　2年前優勝馬
ロサロッサーナ　-0.9秒差圧勝経験
バンデルオーラ　連対経験なし
ジャングロ　連対経験なし
チェアリングソング　連対経験なし
ライオンボス　同レース3度好走
サトノファビュラス　前走5着
トキメキ　同年韋駄天S好走
メディーヴァル　同年韋駄天S好走
ヤマトコウセイ　連対経験なし
ヴァガボンド　7枠
スティクス　7枠
マウンテンムスメ　7枠
ファイアダンサー　8枠
シンシティ　8枠
レジェーロ　8枠

例外になりそうな条件でボーダーをかなり甘めに取りましたが、

それでも青く塗った5頭はかなり厳しいかなと感じます、正直走ってしまったら翌年に書く好走理由が謎過ぎて困る存在です。

ポイント2　臨戦過程に共通点あり

過去の好走馬で出走間隔が10週以上の馬は8頭

ビリーバー
シンシティ
ライオンボス
カッパツハッチ
ラインミーティア
フィドゥーシア
ネロ
プリンセスムーン

上記8頭に共通していることは

「前走1000ｍに出走」

ちなみに前走全馬が0.3秒以内に好走していました。

スワーヴシャルル　前走0.8秒差

オールアットワンス　前走0.6秒差

ロサロッサーナ　前走1200ｍ

ジャングロ　前走1600ｍ

ライオンボス　前走0.8秒差

ヤマトコウセイ　前走1200ｍ

ヴァガボンド　前走1200ｍ

シンシティ　前走0.5秒差

毎年この項目でかなりの該当馬を消せるのですが、今年も多いですね。

唯一シンシティは前年の好走馬ですし着差も0.5秒差ならまだ許容範囲だと思います。

ポイント3　韋駄天Sとの関連性

2014年に新設された韋駄天Sですが、このアイビスSDとは非常にリンクしており

同年の韋駄天S出走馬の全体成績が6-6-5-47好走率26％と4頭に1頭が走っています。

当たり前ですが着順の良い馬が好成績で掲示板に載った馬とそうでない馬で比較すると

掲示板内6-5-5-15 好走率51％
掲示板外0-1-0-32 好走率3％

面白いことに掲示板外から本番巻き返したのは2021年のライオンボス

説明しなくても分かると思いますが、この馬は2年前の覇者であり前年2着の超リピーター

ちなみにこの馬がそれまでに1000ｍ戦で連対を外した唯一のレースがこの韋駄天Sでした。

完全な例外馬と言っても良いでしょう。

今年この資格があるのは11着に破れたシンシティでしょう。

かなり甘く判定するのであれば前年0.3秒差の4着に入ったレジェーロ、韋駄天Sはハナ差の6着とギリギリNGでした。

7着スティクス
9着マウンテンムスメ
12着チェアリングソング
13着ライオンボス
14着スワーヴシャルル

上記5頭にとっては非常に厳しいデータとなります。

シンプルに5着以内で区切りましたが、更に踏み込んだ話をしましょう。

好走した17頭をTARGETで見ていると非常に明確な好走ラインが簡単に見えてくると思います。

2015年のアースソニックを除いた16頭は前半3番手以内or上がり3位以内を記録しアイビスSDを好走しています。

またまた面白いことにアースソニックは前年の好走馬、またしてもライオンボスと同じリピーターとなります。

こう見ると掲示板を外してしまったシンシティは全然買えそうです。

今年の韋駄天Sを見ていきましょう。

通貨順3位以内

スティクス
マウンテンムスメ
シンシティ

上がり3ハロン3位以内

ファイアダンサー

ここまでで先の着順データを加味するとNGがない＋上記3位以内クリア

シンシティ

ファイアダンサー

上記2頭が今年韋駄天S組から買える馬です。

かなり条件を甘く見るとレジェーロにもその資格はあると思います。

ポイント4　持ち時計の重要性

韋駄天Sについて触れてきましたが、今年の決着タイム56.6秒があまりにも遅いです。

特に近年は馬場の高速化が進んでおり、土曜日に行われた新潟最終レースでは53.9秒で決着

これは例年のアイビスSDの時計よりも速くカルストンライトオが記録したレコードの0.2秒差に迫る時計でした。

アイビスSD過去5年決着タイム

2022年54.4
2021年54.2
2020年54.5
2019年55.1
2018年53.8

直線1000m持ち時計ランキング

1位53.9ライオンボス
2位54.2オールアットワンス
3位54.5シンシティ
4位54.6ロードベイリーフ
5位54.7レジェーロ
6位54.8ロサロッサーナ
7位54.9トキメキ
8位55.0スティクス
9位55.1マウンテンムスメ
10位55.3スワーヴシャルル
11位55.4ヤマトコウセイ
12位56.5メディーヴァル
13位56.6ファイアダンサー
14位57.2チェアリングソング
※残り4頭1000m経験なし

過去5年

持ち時計54.9以下(4-4-0-38)
持ち時計55.0以上(0-0-2-14)
持ち時計3位以内＋2桁馬番(2-2-0-2)

現在4年連続で連対中→シンシティ該当

これを見る限り持ち時計は直結傾向で間違いなさそうで、枠順完全無視の54.9と55.0で区切ってもこれだけ明確に差が出てきます。

ちなみに持ち時計55.0以上で好走した2頭は出走メンバー中の持ち時計5位以内もしくは外の6〜8枠を引いた馬でした。

ファイアダンサーは韋駄天Sで斤量51キロを背負い56.6を記録、ここから少なくとも2秒以上縮める必要があるのと、斤量＋4キロもあり例年通りなら現在の1番人気はかなり過激人気と言えるでしょう。

ましてや3勝クラスの身で格上挑戦、1000ｍの全体成績は0-1-0-2と未勝利なのも事実

しかし上記データを全て覆してしまうのが8枠なんですよね、ここまでのデータブレイクはほぼ外枠で非常に悩ましい存在です。

前日の1000ｍ戦の上がりは32秒前半という驚異的なスピード

そこで過去のアイビスSDに当てはめて見ると面白い結果が見えてきました。

好走馬30頭中17頭が3走内で上がり33秒以下を記録していました。

やはり極限のスピード勝負で本番に直結する限界値だと思います。

2013年は該当馬がいませんでしたが、韋駄天Sが新設されてからは昨年まで全て好走馬あり。

こうなると今年ももちろん32秒台を記録していた馬を狙いたいのですが、調べていてビックリしました。

今年は該当馬がいない。

流石に1年前のオールアットワンスはこの記録に加えるのは無理やり過ぎるのと過去にもそのような記録はないので除外

今年は最も速いのでファイアダンサーの33.5と32秒台には遠い数字…

過去10年で該当馬が1頭もいないのは初めての出来事です、これは今年の1000ｍ戦が低レベルであることの証明にもなります。

こうなると唯一と言ってもよいレベルでファイアダンサーしか上がりを記録していないので韋駄天Sの56.6は無視してでも買いたくなります。

3勝の身で格上挑戦、1000ｍ戦も未勝利、前走から斤量＋4キロ増加、高速決着に対して持ち時計なし、超過激人気…

それでもこの上がりを記録できるのは逆に他で想像がつかないので仕方なく買うことになりそうです。

最後の悪あがきで上がり3ハロンがダメならテンを調べようと思って、上の非該当馬を調べてみました。

直線1000ｍ4戦好走率100％で上がり31秒台も記録したことがある直線のスペシャリスト、2013年3着リトルゲルダを除くと…

これ凄くないですか、先に説明した近3走内で上がり32秒台がなかった馬の過去成績を調べると

例外で説明したリトルゲルダを除いて全馬に逃げ切り勝ちがありました。

ちなみに2013年2着フォーエバーマークは1400ｍ戦での記録、他の馬は1200ｍ以下戦でした。

テンの速さはアイビスSDでもしっかりと意味のあるものでした。

リトルゲルダのような1000ｍスペシャリストを除けば、単純に逃げ切り勝ちのある馬か直近3走内に32秒台の上がりを記録した馬以外

アイビスSDでは好走馬が出ていないことになります（あくまで過去10年の話ですが）

スワーヴシャルル　逃げ切り
ロードベイリーフ　なし
オールアットワンス　逃げ切り
ロサロッサーナ　逃げ切り
バンデルオーラ　なし
ジャングロ　逃げ切り
チェアリングソング　なし
ライオンボス　逃げ切り
サトノファビュラス　なし
トキメキ　なし
メディーヴァル　なし
ヤマトコウセイ　ダート
ヴァガボンド　ダート
スティクス　逃げ切り
マウンテンムスメ　逃げ切り
ファイアダンサー　唯一上がり33.5
シンシティ　ダート
レジェーロ　なし

今年はスペシャリストがいませんし、近3走内32秒台もいません。

過去10年ではかなり特殊な開催ですので完全にそうなるとは言い切れませんが、

実際に過去10年全ての馬が満たしていた条件には変わりないので、この時点で該当していない馬は独断ですが評価を下げたいと思います。

やはり例年重要になってくる上がり32秒台が存在しない中でファイアダンサーの唯一33.5秒は武器になると思いますし、

それを補填するのも上記で赤くマークした短距離での逃げ切り勝ち実績だと思います。

あまりにも臨戦過程が例年と違うのでデータブレイクは流石にあると思いますが、一応ここまでのまとめを最後に書きたいと思います。

まとめ

ここまで4つのポイントに分けて書いてきましたが、長くなったので表にまとめました。

１．前走着順
２．臨戦過程
３．韋駄天S
４．持ち時計

←→スマホの方は横スクロールできます。

満点クリアはファイアダンサーのみですね、

実はこうなることを知っていて週中のTwitterで先出し本命公開をしたのですが、あまりにも枠が良すぎてまさかの１番人気になってしまいました。

シンシティは多少甘めのボーダーも十分好走できる状態にあるでしょう。

後は全てのデータブレイクの鍵となる外枠からNG１つのレジェーロも許容範囲ですかね。

内枠を引いてしまって悲しいですがロードベイリーフもリピーターですし多少可能性はありそうです。

ここまでの考察をしっかりと読んで頂いたのであれば、特に最後の項目ですが今年がどれだけ特殊な１年なのか伝わると思います。

結果的にこれがデータブレイクで過去と今年の結果に相違があったとしても、

このブログはあくまでも予想ではなく「過去の事実を並べているだけ」なので、そこを事前にご理解ください。

ここまでの考察に納得できないのであれば参考にせず、ご自身の予想で馬券購入をお願いします。

毎回そうですが特にSNSは全て結果だけで判断する方が多いので(いわゆる結果だけの高額的中馬券に群がる養分と呼ばれる方々)

外れてフォロー外すくらいなら最初からフォローしないでください、他人に頼らずご自身での予想をお勧めします。

この先は完全に個人の見解になりますが印をいつも通り3頭打って行きたいと思います。

2023年　アイビスSDの推薦馬

▲人気ブログランキングへ掲載中
(クリック↑リンク先のブログランキング紹介文に掲載しています【ZONE競馬】を要チェック)

最後までレジェーロと迷いましたが、前走内容でこちらを上に取りました。

挟まれる場面もありながら先行馬全滅の中で結構早めに先頭に立つと最後は交わされてしまいましたが、

ここ目標とのことで仕上がりは緩め、斤量差を見ても上位の中では強い競馬をしたと思います。

これまで出走してきた中で今年は一番チャンスがあると思いますし年齢的にもここで結果を出したいところ。

気になる点と言えば昨年の大敗理由が時計が速すぎて対応できなかったとのこと。

ご存知の通り土曜日の1000ｍはレース結果を見る限り超高速決着となっており少し心配ですが、

前年の2走前や今年の3走前1200ｍ戦ですが、1.07秒台に対応しているのを見る限り大丈夫ではないかと思います。

データ上では推せる材料がそこまで多い訳ではありませんが保険的な立ち位置で推薦したいと思います。

◯シンシティ

こちらも妙味的に本命と迷ったほど、韋駄天Sは先手を取って先行馬全滅の流れ

土曜日の傾向を見る限り外からいつも通り先手を主張すればそのまま残れる馬場だと思います。

おまけに今回が初ブリンカーで行くしかない状況、持ち時計もこのメンバーの中なら3位と実績もあり。

持ち時計の考察でも書きましたが出走メンバー中上位3位以内かつ2桁馬番は2-2-0-2で現在まで4年連続連対中

前年のリピーターともなれば買わない理由がないほどで今年は1点勝負でも良いかなと思えるほど。

過去に好走している1000ｍ戦は54秒台は全て馬券内、逆に55秒以上は全て馬券外と時計勝負は歓迎

今現在8枠の中では最も人気がない点も妙味が取りやすく今年のイチオシ推薦です。

◎ファイアダンサー

枠順発表前に先出しで本命告知をしましたが、18個選べるならここを取ると言っても良いくらい完璧な枠に入りました。

それがそのままオッズに反映され、まだ3勝の身で格上挑戦、1000ｍ未勝利(2度馬券外)、斤量＋4キロ増加、持ちタイム最弱と

ネガティブ要素をあげればキリがないほどの馬ですが、それでも信じられないことに1番人気になってしまいました。

頑張ってネガティブキャンペーンを一人で開催していたのですがオッズはもう固定でしょう、曲げないで本命にしたいと思います。

やはり時計だけが唯一の心配材料ですが、今年休み明けを除いた近3走内33.5秒の上がり最速がこの馬しかいないという所があまりにも推せる材料

良馬場専用機と言っても良いくらいで、タフさよりもスピードを求められる良馬場平坦コースで2-3-1-3とこの馬の好走レンジなので、

案外この高速決着がプラスに働く可能性を信じて今年はシンシティとダブル本命の気持ちで挑みたいと思います。