
年間100万円以上の利益を作るレース回顧
レース回顧はアナログな方法ですが紙面上に載ってこない部分なので現代競馬では非常に強い武器になります。
私はJRAのほぼ全レースを(新馬戦・障害戦などを除く)レースリプレイ、パトロールビデオを確認し、不利馬をピックアップしています。
・スタート
・初角
・道中
・3~4角
・直線
・ゴール前
私はこの6つに分けてレース映像を見ています。
スタート

スタートでの不利は「出遅れ」、「ゲート内立ち上がり」、「スタート直後挟まれ」などが挙げられます。
個人的にはこのスタートから間もない位置での不利はそこまでお金にならないと考えています。
何故なら出遅れる馬は次走も出遅れる確率が高く、出遅れの場合は見た目のインパクトが大きく競馬新聞にも出遅れと記載されるからです。
次走の期待値を上げることが目的ですので、誰が見ても○○と言った部分は価値としては低くなります。
短距離では致命的な不利になりますが距離が長くなればなるほどその影響は少なくなります。
大切なのはその馬の過去競争をしっかりと確認し、突発的なものなのか慢性的なものなのか見極める必要があります。
スタート直後、両サイドの馬に挟まれてポジションを下げる不利もありますが、人間で例えると歩いているときに肩がぶつかるのと
全力疾走しているときに肩がぶつかるのとではどちらが不利でしょうか?
最もスピードが出ていないスタート直後というのは見た目のインパクトは大きいですが不利の度合いとしてはかなり低めなのです。
ここで評価できる不利というのは、常にスタートを決めていた馬が突発的な出遅れで本来のポジションが取れなかった場合が評価し易いです。
もちろんケースバイケースで必ずこれと言った物はありませんが出遅れを評価しすぎているようでは競馬は勝てません。
初角

1コーナーの入り方は能力が拮抗している未勝利戦などでは重要な要素で、特にダート戦では先行争いが激しくなりがち。
最初のコーナーを厳しいポジションとイン2列目の楽なポジションで回った馬とではその後に響いてくる負荷が違ってきます。
最初のコーナーまでの距離が短い中京ダート1800mなどに良く見られますが、先行争いを外で受けた馬と内で受けた馬では負荷が全然違います。
コーナーを周回している最中なら尚更、前半のポジションを決める大切なコーナーワークは必ず見るようにしましょう。
ここで評価できるケースは「ハイLAPを外追走」がメインになってくると思います。
注意したいのが、何でも外を評価するのではなく必ずLAPタイムと比較し緩い流れの外追走を過大評価しないように注意しましょう。
馬場によって逆に外が有利になるケースもありますのでそちらも要注意です。
道中

ここで私が評価しているのが「掛かり」、「上げ」、「下げ」の3つ
最も評価しやすくお金になりやすいのが道中の掛かりです。
数値で表現しにくく紙面などに載りにくい割に馬への負担が大きく不利の度合いが大きいからです。
こちらもしっかりとレースLAPと照らし合わせて、どんなLAPで掛かってしまたのか把握してください。
スローで掛かるなら次走距離短縮が面白いですし、ペースと関係なく外枠発走で前に壁ができずに行ってしまたのか
そのときの映像や過去のレース映像を何度も繰り返して原因を特定しましょう。
掛かりの度合いは騎手の膝を見るようにしています。

騎手によってばらつきはありますが、直線的であればあるほど負荷が大きいと判断しています。
例えば綱引きをするときに肘を曲げながら引っ張る人はいませんよね、腕をまっすぐにして後ろに体重を掛けた方が力が入ります。
馬の制御も同じで行きたがる馬を腕だけで抑えれるのは負荷小、膝が直線的で体重が後ろに傾いているのは負荷大となります。
道中の上げ、下げは意図的にポジションを上げたのか、下げたのかがポイントです。
前の馬の影響を受けてポジションが下がってしまった場合は当然評価できます。
マクリ気味に上がっていくのもレースLAPを比較して評価できる場合が多いです。
特に上げ下げはレースLAPと密接な関係がありますので、スローで楽な追走でポジションを上げた馬よりも
レースLAPが速く負荷が多いときに動いた馬を評価するようにしましょう。
3~4角

ここから勝負の直線を迎える位置ですので見どころです。
「内外」、「前壁」、「横壁」の3つのポジショニングに注意しながら見ていきます。
まずは内を通った馬が有利だったのか外を通った馬が有利だったのかをレース全体通して判断します。
その日のバイアスなどから内有利を外周回した馬は当然評価できますし、外有利を内から捌いた馬は評価できます。
逆で内外で恵まれた馬も必ずいるので偽物を評価しないようにしましょう。
そして力の無い馬が置かれる場面でもあるので下がってきた馬によって追い出しが遅れた馬がいないかも確認します。
ラチ沿いや馬群の密集で横移動が出来ず追い出し体勢に入れない馬も要チェック
特に後半11秒LAPが並ぶようなスローペースでは4角出口の準備で着順が変わってくるほど重要です。
直線

全馬がゴール板めがけて全力疾走している部分で、トップスピードに乗っている状況での不利は最も着順に影響します。
しかしこの部分での不利は多くの方が注視しますので負荷も大きいですがバレやすい部分でもあります。
例えば「前が壁」これは一番負荷の大きい不利ですが同時に次回のオッズにも評価されやすく、
現代の情報社会では掲示板などを見ると前走レースを見ずとも直線不利があったんだなと分かってしまいます。
前走前が壁だったから今回は突き抜けるだろうという馬券購入者の単純な脳みそは、ポジティブなアドレナリンが出ていますので基本的に都合の良い解釈をします。
ですので1つの不利だけで馬を評価せず、必ず総合的な判断をするようにしてください。
特に私が評価する部分は4角出口からゴール板までの位置関係です。

こちらもレースLAPを照らし合わせながら厳しいレースをした馬に評価点を与えれるようにしてください。
ゴール前

個人的にはレース回顧をする上で最重視する部分です。
具体的には「ゴール板から前後50m」ゴール板を過ぎても評価対象なのです。
結局派手な出遅れをしようと道中でどんな不利を受けようと、直線でどれだけ壁になろうと
「ラスト50mでどれだけの脚を使っているか」これが私のレース回顧の中で最も重要な評価ポイントとなります。
具体的には前の馬との脚色比較です。
ここでポイントなのが余力の無くなった馬が垂れてくると視覚的に伸びているように見えるのですが
そちらは評価しないように。上位入選した馬の脚と同じ終いを使えていたらOKです。
ゴール板を過ぎてから余力で前の馬を抜き去っていたら激アツです。
何故ならゴール後の脚など、どこの紙面にも載っていない(バレにくい要素)だからです。
とにかく紙面上に載らないポイントをどれだけ見抜き正しく評価できるかが競馬で勝ち切るために必要な要素です。
誰でも手に入る情報は競馬がマイナスサムゲーム(詳しくは下部で説明しています)である以上価値はないのです。
ラスト50mの重要性は例題を挙げるとすれば
2022年6月11日函館6Rロルバーンスカイ

直線で前が壁で追い出しがかなり遅れ

ラスト1ハロンでようやく前が空いて追い込み

上位との脚は道中追っていなかった分差が縮まるはずが変わらず結果4着
ゴール板を過ぎてもコーナー大外ロスがあった馬にあっさり交わされるほど余力がありませんでした。
レース回顧派の多くが直線前が壁の不利を評価し次走スムーズなら買い、掲示板でも壁にならなかったら勝っていたとも書かれました。
しかし私はこの不利を一切評価しません。
ラスト50mとゴール過ぎまでしっかりと評価した結果、壁にならずとも上位は不可と結論を出しました。
次回単勝1番人気に支持されますが結果は1秒以上離された5着に敗れています。
レース映像見れる方は是非確認してみてください、誰が見てもわかる不利ではありましたが
良く見ると最後の脚色は上位と同じか劣っています。
何でも不利を評価してしまうと自らリスクを拾いに行っていることになるので注意しましょう。
ここまでのレース回顧はごく一部の例です。
非常にアナログで○○をやっておけば大丈夫!といったシンプルなものではありません。
様々な要因を総合的に判断し複雑に絡み合った1つのレースを細かく噛み砕いていく必要があります。
その型にはまった物ではないからこそ、現代競馬の中では非常に価値の高いものとなります。
誰でも簡単に真似できる要素ほど脆いファクターです。
毎週30時間以上掛けて平場のレース映像を繰り返し観ている人はどれだけいますか?
誰もやらないからこそ勝てるのです。
長くなりましたが、上記項目を1つ1つレース映像を何度も見直して次走でお金になりそうな馬をピックアップしていきます。
レース選択に関しては新馬戦、障害戦、メインレース(G3,G2,G1)は評価しません。
新馬戦は各厩舎の仕上げに高低差が多く、脚元の不安からダートを先に使ってくる厩舎もいるので非常に評価が難しいからです。
ほとんどの場合がスローペースになるのもあり、よほどの事がない限りパスします。
障害戦は説明不要ではありますが、平地に比べ落馬の確率が高いのでリスクの排除です。
メインレースに関しては各厩舎の目標でもあり、基本的に一杯に仕上げてきます。
そうなるとそこで評価した次走はメインに比べデキ落ちの可能性が高くパフォーマンスの面で次回の期待値が下がるからです。
もうひとつがメインレース回顧は予想家の大半が行っており、知識のない人でも簡単に情報が手に入ります。
先にも書きましたが誰でも簡単に手に入る情報ほどオッズに反映されやすいので価値は低いのです。
実際に上記のレース回顧で次走買い条件に当てはまった馬の単複勝負だけで十分な利益が出ます。
もちろん買いの条件は当日の馬場やハナを切る馬の数、ペース、オッズや出走間隔など様々な要因があり判断は難しいですが
それでも毎月安定した収益を生み出してくれる、自分にはこれがなければ競馬ができないほどの重要なツールです。

※記事を書いている2022年9月末現在
収支は全て激走ZONE(次走買い推薦馬)に無料掲載した馬の単複のみ
次走の出走タイミングを知るには
様々な無料サービスが存在しますが、私のおすすめはnetkeibaかJRAVAです。


お気に入りに登録しておくことで、次走の出走タイミングが分かりますので馬券の購入がスムーズです。
メモ機能などを活用して次走はどんな条件で買いなのか、前走は何があったのか書き溜めておくことで馬券力の向上に繋がります。
私は常に100頭近い次走注目馬を登録しており、当日の馬場やメンバー構成、展開、オッズなどを考慮して最終的に買う馬を絞ります。
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先週のレース回顧となりますので配信日から前の週のレースとなりますのでご注意ください。
競馬の本質を知る
競馬で1年間通してプラス収支の人は全体の5%未満と言われています。
その理由に大きく関わっているのが「控除率」です。
控除率とはJRAの取り分で、例えば馬券を購入する場合、控除率(20〜30%)を購入金額から除いた残りの70〜80%を参加者で取り合う形になります。
このように運営側が手数料を徴収する仕組みを「マイナスサムゲーム」と呼びます。
JRAが的中者に対して報酬を支払うわけではなく、購入者全体の資金70〜80%を分配する形になるので、元金の100%から計算すると馬券を購入した時点で基本的に勝てません。
プラス収支にすると言う事は、馬券購入時点で70〜80%の払戻率を最低でも20%〜30%人より多く取る必要があります。
これができる人が1番最初に書いた全体の5%未満となります。
分け合う形になるので、必然的に残りの95%は払戻率50%以下、もしくは購入金額のほとんどを失っている事になります。
95%の負け組が見る景色
競馬で多くの人が負けるのであれば多数派の意見は基本的に不正解です。
人と同じ事をして勝つのはできないと言う事です。
競馬にはオッズ(人気)がありますが、これを左右しているのは専門紙の印です。
例えば予想オッズを展開しているJRDBは、全て専門紙の印を基準にしていますが、当日オッズと大きなズレはありません。
専門紙には様々な情報が記載されていますが、代表的な部分で言うと
・騎手や厩舎
・近走着順や人気
・上がりタイム
・調教タイム
他にも沢山ありますが基本的には数字なんです。
近走の着順や上がりタイム、調教タイムが良い馬は必然的に人気になりやすいです。
逆に近走の着順や上がりタイム、調教タイムが悪い馬は人気になりにくいです。
・数字で表せる部分は人気に反映されやすく(バレやすい)
・数字で表せない部分は人気に反映されにくい(バレにくい)
競馬で勝っている人はオッズに反映されにくい=数字で表せるような単純な部分では勝負せず、
オッズがバレにくい部分勝負しています。
私が平場で勝負する理由
ここからは競馬で勝つために私が実際に購入しているレースと、メインレースに対する考え方を書いていきます。
あくまで個人的な考察にすぎないので全部が正しいとは限りません。
参考になる部分はしていただき、必要ない知識と感じる場合はブラウザバックお願いします。
当たり前ですが、メインレースは平場のレースに比べて売上が高いです。
シンプルに参加人数(購入者)が多いのと、馬券購入者の購入単価が上昇します。
午前中の未勝利戦と重賞レースは2倍近く、G1レースにもなれば3倍以上も売上に差があります。
※重賞レースイメージ

※未勝利戦のイメージ
これは私の勝手なイメージですが、重賞レースは沢山の人が釣り糸を垂らして獲物を狙っているイメージ
未勝利戦は釣りが本当に好きな人が早朝からのんびりと釣り糸を垂らしているようなイメージ
同じ池の中(競馬場)なら人が少ない方が良く釣れそうな感覚があるのは私だけでしょうか?
特にメインレースはプロやSNSの猛者など馬券力の高い人や影響力の強い人が必ず予想しています。
現代は情報社会で、研ぎ澄まされた考察が手軽に誰でも手に入る時代
掲示板を見れば前走の敗因、厩舎の勝負度合いなど雰囲気は掴めますし、
追いきりの見方がわからない人でも追いきり専門でやられている予想家は溢れるほどいますし、
レース直前にはパドック解説してくれる親切な方も沢山います。
YouTubeでその週の重賞レースを検索すれば、どんな馬が注目なのかいくらでも出てくるでしょう。
前走や前々走のレース映像、去年の傾向など調べればいくらでも出てくるでしょう。
これって競馬ど素人の初心者でも、その道何十年の人の考察が簡単に手に入る時代を意味しています。
シンプルに、「参加している購入者のレベルが高い」のです。
もしくは誰でも簡単に予想力が上昇するとでも言いましょうか。
それでは平場のレースはどうですか?
掲示板の投稿数はオープン馬に比べ10分の1程度の情報量、
未勝利戦までカバーしている追い切り情報や、過去のレース映像も基本的には有料が多いと思います。
YouTubeで○月○日、未勝利戦で調べて参考にできそうな情報は出てきますでしょうか?
ほとんど出て来ないでしょう。
重賞戦に比べて圧倒的に情報不足(情報量の減少)なんです。
シンプルに、「参加している購入者のレベルが低い」のです。
もしくは質の良い情報を仕入れにくいとでも言いましょうか。
情報量が少ないと何がオッズに影響を与えるかは先に説明した通り
競馬新聞を見れば簡単、3着以内の馬は4着以下の馬に比べて目立つ色で配色されていますし、
上がり最速だった馬、レコードで走った馬、前走タイム差など数字が沢山並んでいます。
他にも、高額馬がデビュー戦から売れ、調教で好タイム馬が売れ、厩舎コメントが強い馬が売れます。
重賞レースに比べて購入者の情報源が弱く、数字に頼りやすくなるのです。
これが95%が見る負け組の景色そのもの
圧倒的に平場のレースは重賞レースに比べて勝ちやすいと思います。
私は有料予想は一切しませんので重賞レースを的中させなきゃいけない使命感がゼロです。
しかし周りの予想家は週末の重賞レースを的中させることに命を掛けています。
それは多くの競馬ファンが週末の優良な考察を望んでいるからです。
当ブログの説明にも書いてありますが、平場のレースは5万円10万円と平気で購入しますが
メインレースの場合は基本的に3千円程度、多くても5千円程度です。
これは週中の考察の答え合わせとレース傾向のズレを確認する意味でも基本は少額で単複で購入します。
最初に説明した通り、競馬は「マイナスサムゲーム」です。
お金の取り合いということを忘れては行けません。
自分が一生懸命働いて稼いだ大金を投資するならば、より勝てる可能性が高い土俵で勝負する。
ただそれだけのことです。
毎週勝負は平場のレースのみ、メインレースはほぼ観戦料程度の馬券購入
1つの映画を見るような気持ちでメインレースを見ていると視野も広がりますし、
騎手に対する文句もほとんど出ません。
とにかく平場のレースは重賞レースに比べて狙い馬がバレにくいので、過去のレース映像など見れる人は平場勝負おすすめです。
この記事を書いている先週の阪神2Rを圧勝したセイクリッドですが、
この馬の前走をJRAのホームページ、レース結果から(2022年3月27日 阪神5Rのレース映像)見れる人は是非見てほしいです。
「今年1番」とレース回顧にも書いた通り、100人このレースを見たら100人が次走買いたいと思うはずです。
重賞レースなら前走は○○だったから絶対買いなど情報は掲示板、新聞、SNS、YouTube等で隅々まで考察されますから基本バレます。
セイクリッドは午前中の未勝利戦ですので情報量が少なく追いきりの良い馬、前走の成績が良い馬、現クラスで実績のある馬に票が集まって、5番人気で買えました。
これだから平場レースはやめられません。
次走注目馬の買いタイミングを見極めて単複で購入しているだけのスタイルで8年間
毎年確定申告をしても十分な利益が残るほどの成績を安定的に叩き出しています。
全て次走注目馬は激走ZONEにて完全無料公開、ここに載っていない馬を買うことはありません。
今年も純利益+100万円を目指して頑張りたいと思います。
(※2022年5月31日に達成済)