前走オークス組以外からの好走馬は?
今年は1番人気確実のスターズオンアースが前走のオークスから直行ということで、それ以外の組にチャンスはあるかと思います。
まずは以下の好走馬をご覧ください。
2021年 アンドヴァラナウト
2019年 シゲルピンクダイヤ
2018年 カンタービレ
2017年 リスグラシュー
2017年 モズカッチャン
2016年 カイザーバル
2015年 ミッキークイーン
2015年 クイーンズリング
2014年 ヌーヴォレコルト
2014年 タガノエトワール
2013年 メイショウマンボ
2013年 リラコサージュ
2012年 ジェンティルドンナ
2012年 ヴィルシーナ
2011年 キョウワジャンヌ
2011年 ホエールキャプチャ
2010年 アパパネ
2010年 アニメイトバイオ
2009年 レッドディザイア
2009年 ブロードストリート
2008年 ブラックエンブレム
2008年 ムードインディゴ
2007年 ダイワスカーレット
2007年 レインダンス
2006年 フサイチパンドラ
2005年 エアメサイア
2005年 ラインクラフト
2004年 スイープトウショウ
2003年 スティルインラブ
2003年 アドマイヤグルーヴ
2003年 ヤマカツリリー
2002年 ファインモーション
2002年 サクラヴィクトリア
2002年 ローズバド
これ何かわかりますか?
前走「ローズS」だった馬です。
とにかくこの秋華賞はローズS組を語らずとして的中なしといっても過言ではありません。
実に34頭、好走馬60頭の半数以上が前走ローズS組なのです。
本日はこのローズSについて徹底的に考察していきましょう。
前走の着順について
まずは前走ローズSで馬券外だった馬について触れていきたいと思います。
このパターンは全部で8頭います。
シゲルピンクダイヤ
前走4番人気4着上がり2位
桜花賞連対 チューリップ賞連対
モズカッチャン
前走2番人気7着
オークス連対 フローラS勝ち
クイーンズリング
前走5番人気5着
フィリーズレビュー勝ち
メイショウマンボ
前走4番人気4着上がり3位
オークス勝ち フィリーズレビュー勝ち
リラコサージュ
前走12番人気18着
OP勝ち フラワーC3着タイム差なし
アパパネ
前走1番人気4着
オークス勝ち 桜花賞勝ち
ブラックエンブレム
前走4番人気15着
フラワーC勝ち
スティルインラブ
前走1番人気4着
オークス勝ち 桜花賞勝ち
最低でもOP勝ち、G3以上に勝鞍(タイム差なし1頭)、G1連対などが必要です。
上記全馬2走前にはオークス出走履歴がありました。
パーソナルハイ
前走5番人気11着
フローラS連対 OP以上勝鞍なし
メモリーレゾン
前走6番人気5着
重賞連対 OP以上勝鞍なし
今年は上記2頭しか該当馬がいませんが、過去の好走馬の実績と比較してもまず好走は無理だと思います。
25年前まで遡ってもこのパターンでの好走馬はなし、バッサリ切ります。
ローズS好走馬は?
こうなってくると今年注目したい馬はローズS好走馬
2020年に好走馬は出ませんでしたが、それ以外では毎年のように好走馬がでています。
ならばどの馬を狙い撃ちするか?
まずはこの組は、上がり馬系かオークス出走系の2種類で系統が別れます。
今回だと上がり馬系で2走前にオークスを使用していなかった
エグランタイン
そしてオークスを使用してきた
アートハウス
2着だったサリエラは出走してきませんので、今年はこの2頭が対象
最初に上がり馬系を見ていきます。
このパターンは過去に7頭いてそのうち6頭がローズSで上がり2位以内で好走
残りの1頭はその時点で3勝をあげていた2011年のキョウワジャンヌ
エグランタイン 前走ローズS 上がり2位
次にオークス組
これは前走ローズS組で最も多く、最も好走するパターンです。
18頭中15頭がオークスで掲示板にのっていました。
アートハウス オークス7着
何と今年人気が予想されるアートハウスですが、ほとんどの好走馬が満たしていたオークス5着以内の条件を達成できていません。
オークス掲示板外→ローズS好走→秋華賞好走
このパターンは過去20年でわずか3頭しかいません。
母数が少ないので前走に関わらず、オークスで掲示板を外していた馬が秋華賞を好走したパターンを調べてみます。
2021年2着ファインルージュ
オークス11着
桜花賞3着、フェアリーS1着、紫苑S1着
2019年3着シゲルピンクダイヤ
オークス12着
桜花賞2着、チューリップ賞2着
2018年3着カンタービレ
オークス13着
フラワーC1着、ローズS1着
2015年2着クイーンズリング
オークス9着
フィリーズR1着
2015年3着マキシマムドパリ
オークス8着
フローラS3着
2013年3着リラコサージュ
オークス8着
フラワーC3着
2010年3着アプリコットフィズ
オークス6着
クイーンC1着、フェアリーS2着
2008年2着ムードインディゴ
オークス10着
ローズS2着
2004年3着ウイングレット
オークス7着
新潟2歳S2着
2003年2着アドマイヤグルーヴ
オークス7着
桜花賞3着、ローズS1着
重賞好走は確実に必須項目ですね、
1つ気になるのは2008年のムードインディゴ以外はローズS前に重賞実績がありました。
ローズSが初の重賞好走だった馬はこの1頭だけです。
今回のアートハウスがまさにそのパターンで、前走のローズSにしか実績がありません。
更にオークスで掲示板を外していた過去20年上記10頭
勝ち馬ゼロ
1番人気に支持されたエアグルーヴですら敗れています。
このことからアートハウスは秋華賞で好走する資格はあるものの、
人気の割には信頼度が低い印象を受けます。
それまで9割以上の馬がローズS前に重賞での好走記録があった点、
掲示板外だった馬が秋華賞を優勝したケースが1度も無いことから◎を打って頭狙いの馬券は歴史が動くほど難しい事だと思います。
ここまで前走ローズS組を考察してきましたが、
アートハウス 人気程信頼度はない
エグランタイン 人気無いが好走資格あり
馬券的妙味を求めるなら断然エグランタインでしょう。
坂路で自己ベストをマークしてから馬が変わったかのように4戦連続馬券内
前走も内前有利のスローペースを後方から内の経済コースを通ったとはいえ良く追い込みました。
軽かった芝の質も阪神で多少パワーが必要になれば更に条件は向くでしょう。
レース映像を見る限りだとアートハウスより良い末脚を見せていますので本当に残り100mあったら分からなかったと思います。
キャリア8戦でお釣りが残っていないかと思いきや、陣営も公式のコメントで「間違いなくデビュー以来一番良い状態」と太鼓判
アートハウス3番人気、エグランタイン12番人気
どちらを上に取るかは人それぞれですが、エグランタイン結構良いと思います。
本日は最後にオークスでの位置取りについて簡易的ですが過去10年データを紹介
秋華賞でオークスを経由した馬を見ていると、オークスでの位置取りに非常に偏りがあります。
オークスで
4角5番手以内かつ○○だと0-0-1-26
今年これに該当するのが今回の考察で触れたあの馬です↓
(リンク先のブログランキング紹介文に掲載しています現在 15位 辺り【ZONE競馬】紹介文を要チェック)
更に悩ましい秋華賞になりました、明日も別の角度から考察していきたいと思います。
それではまた明日の記事で会いましょう!