過去20年で好走した2桁人気の馬
2018年 カワキタレイブリー 18番人気 3着
2019年 ケイデンスコール 14番人気 2着
2017年 リエノテソーロ 13番人気 2着
2016年 レインボーライン 12番人気 3着
2014年 キングズオブザサン 12番人気 3着
2014年 タガノブルグ 17番人気 2着
2013年 マイネルホウオウ 10番人気 1着
2012年 クラレント 15番人気 3着
2009年 グランプリエンゼル 13番人気 3着
2009年 ジョーカプチーノ 10番人気 1着
2005年 デアリングハート 10番人気 2着
過去20年で14頭が走っています。
昨年のフルゲート18番人気で激走したカワキタレイブリーには驚きました。
NHKマイルに関しては突然の大波乱が多く、3歳戦の中でもトップクラスに2桁人気馬が走るG1レース
二桁人気で好走した上記14頭はなぜこんなに人気がなかったのか?
こちらにフォーカスして考察していきたいと思います。
激走パターン
素晴らしい実績をNHKマイルCに出走するまでに記録していた馬がほとんど。
その理由をパターン化するなら次の3択
・前走の成績が悪い
カワキタレイブリー
ケイデンスコール
リエノテソーロ
レインボーライン
キングズオブザサン
マイネルホウオウ
クラレント
ダノンゴーゴー
ピンクカメオ
ムラマサノヨートー
・前走フロック視
デアリングハート
ジョーカプチーノ
・前走低クラス出走
タガノブルグ
グランプリエンゼル
基本的に実績があるのに前走で人気を落とすパターンがほとんど
3歳のキャリアが浅い成長時期ですから前走の1回や2回で決めつけると痛い目に合います。
その証拠に実績面で好走馬を絞るなら、
【A】以下の3パターンのどれかに全馬例外無く該当
・マイルG1で3着以内の実績あった
・3勝以上
・重賞好走かつ2勝以上
【B】上記3パターン該当馬の全馬は連対率と非常に関係の深い下記データも全馬例外無く該当
・重賞3着以内2回含む連対率40%以上
・重賞勝利含む連対率40%以上
・OP以上勝利含む連対率50%以上
昨年まで過去20年間、10番人気以下から大波乱を演出した馬全てを買うことができたのです。
それを初めて破ったのが昨年のカワキタレイブリーですが、この馬は
・2勝(新馬戦+2走前1着)
・OP戦複数好走
・連対率は低いものの複勝率は50%
18番人気の通りこれまでの好走2桁人気では一番実績はないのですが、今後データ面ではここが最低のボーダーになると思います。
netkeiba予想オッズ
ウンブライル
モリアーナ
セッション
オールパルフェ
シャンパンカラー
タマモブラックタイ
シングザットソング
トーホーガレオン
ナヴォーナ
ユリーシャ
フロムダスク
サトノヴィレ
ミシシッピテソーロ
まだ登録段階なので選別は難しそうですが、月曜日の段階で2桁人気だった馬or今現在の予想オッズで2桁人気だった馬をピックアップ
抽選対象もいますが、一応全馬見ていきたいと思います。
ウンブライル AB
モリアーナ A
セッション なし
オールパルフェ AB
シャンパンカラー A
タマモブラックタイ AB
シングザットソング AB
トーホーガレオン なし
ナヴォーナ なし
ユリーシャ なし
フロムダスク なし
サトノヴィレ なし
ミシシッピテソーロ なし
現時点で完璧な好走条件クリア馬は下記4頭
ウンブライル
オールパルフェ
タマモブラックタイ
シングザットソング
ウンブライルとタマモブラックタイは前走好走しているにも関わらず人気落ちなのはフロック視パターン
前走成績の悪かったオールパルフェとシングザットソングは実績あるものの軽視されているパターン
昨年のカワキタレイブリーが相当ボーダーを下げていますので他の馬も例外の余地はありますが、
満点クリアの4頭はかなり注目したい存在
5番~9番人気で好走した馬
ソングライン 7人気
ラウダシオン 9人気
ギルデッドミラー 6人気
カテドラル 7人気
ケイアイノーテック 6人気
レッドヴェイロン 9人気
ボンセルヴィーソ 6人気
インパルスヒーロー 6人気
フラムドグロワール 8人気
ダイワバーバリアン 5人気
レッドスパーダ 5人気
ファイングレイン 9人気
キンシャサノキセキ 6人気
ウインクリューガー 9人気
エイシンツルギザン 5人気
マイネルモルゲン 6人気
アグネスソニック 5人気
過去20年で上記16頭
NHKマイルを10番人気以下で好走した馬の共通点について考察してきましたので、5~9番人気での好走馬について調べていきます。
好走馬の前走
ソングライン | 桜花賞G1 | 7人気 | 15着 |
ラウダシオン | ファルコG3 | 1人気 | 2着 |
ギルデッドミラー | アーリンG3 | 4人気 | 2着 |
カテドラル | アーリンG3 | 7人気 | 2着 |
ケイアイノーテック | ニュージG2 | 1人気 | 2着 |
レッドヴェイロン | アーリンG3 | 4人気 | 3着 |
ボンセルヴィーソ | ニュージG2 | 5人気 | 3着 |
インパルスヒーロー | ファルコG3 | 2人気 | 1着 |
フラムドグロワール | 京成杯G3 | 1人気 | 10着 |
ダイワバーバリアン | ニュージG2 | 2人気 | 2着 |
レッドスパーダ | スプリンG2 | 8人気 | 2着 |
ファイングレイン | ニュージG2 | 7人気 | 2着 |
キンシャサノキセキ | マーガレ | 1人気 | 4着 |
ウインクリューガー | 毎日杯G3 | 6人気 | 8着 |
エイシンツルギザン | ニュージG2 | 7人気 | 1着 |
マイネルモルゲン | ベンジャ | 1人気 | 1着 |
16頭中12頭が前走好走馬
そのうち11頭が前走重賞でした。
馬券外から巻き返した4頭
ソングライン 前走桜花賞(2走前OP、3走前未勝利戦共に0.5秒差圧勝)
フラムドグロワール 前走京成杯(2走前朝日杯0.5秒差、3走前OP勝ち4走前OP連対)
キンサシャノキセキ 前走OP戦1番人気0.5秒差
ウインクリューガー 前走毎日杯(2走前アーリントンC1着)
2走内重賞実績は必須ですね、前走OPだったキンサシャノキセキが唯一の例外
今年の該当馬を見ていきます。
3番人気以内濃厚なカルロヴェローチェ、エエヤン、ドルチェモアの3頭は割愛します。
ウンブライル
オオバンブルマイ
オールパルフェ
クルゼイロドスル
シャンパンカラー
ショーモン
シングザットソング
セッション
ダノンタッチダウン
タマモブラックタイ
ナヴォーナ
フロムダスク
ミシシッピテソーロ
モリアーナ
ユリーシャ
3頭以外の全登録馬を査定して行きます。
ウンブライル 前走重賞好走
オオバンブルマイ 前走重賞好走
オールパルフェ なし
クルゼイロドスル 前走OP-0.7秒差
シャンパンカラー 前走重賞好走
ショーモン 前走重賞好走
シングザットソング 2走前重賞勝ち
セッション 前走重賞好走
ダノンタッチダウン 2走前重賞好走
タマモブラックタイ 前走重賞好走
ナヴォーナ なし
フロムダスク なし
ミシシッピテソーロ なし
モリアーナ 2走前重賞好走
ユリーシャ なし
今年はかなり混戦ですね、
重賞成績が安定していない分、それぞれの重賞で好走馬が入れ替わり多いので各馬にチャンスあり。
更に詳細を詰めて行くと、全16頭にはマイル以上の重賞で3着以内
もしくはOP以上での優勝経験がありました。
シングザットソング
タマモブラックタイ
ナヴォーナ
フロムダスク
このあたりはかなり疑問です…
余談ですが現在1番人気予想のカルロヴェローチェがこの条件を満たしておらず個人的には人気で飛ぶイメージ満載
この馬に印を打つことは週初めから無いと感じていたので最終結論でも推薦することはなさそう
来たら来たでリスクよりもリターンを取りに行きたいと思います。
後は、キンサシャノキセキ以外が持ち合わせていた実績としては好走馬15頭が
前走重賞で0.3秒差以内に好走
例外だった馬は
ソングライン 2走前OPを0.5秒差圧勝
フラムドグロワール OP以上複数好走
ウインクリューガー 重賞優勝経験
マイネルモルゲン OP以上複数好走
アグネスソニック OP以上複数好走
結構共通点が多く基本的にはソングラインのように0.5秒差圧勝歴がなければOP2回以上好走か
重賞での優勝経験は必須のボーダー
ナヴォーナ
ミシシッピテソーロ
ユリーシャ
この辺りは先の項目と重なって絶望的かもしれません。
前回の2桁人気から激走した馬の項目と合わせても1頭しか残らないので、
ここまで残った8頭以外は当日10番人気以下でほぼ消せる馬
ウンブライル
オオバンブルマイ
クルゼイロドスル
シャンパンカラー
ショーモン
セッション
ダノンタッチダウン
モリアーナ
安定感は正義
2022年2着マテンロウオリオン
2021年1着シュネルマイスター
2020年1着ラウダシオン
2020年2着レシステンシア
2020年3着ギルデッドミラー
2019年1着アドマイヤマーズ
2018年1着ケイアイノーテック
2018年2着ギベオン
2018年3着レッドヴェイロン
2016年1着メジャーエンブレム
2015年2着アルビアーノ
2014年1着ミッキーアイル
2013年2着インパルスヒーロー
NHKマイルで毎年注目しているのが非常にシンプルな下記条件
・出走時点で複勝率80%以上
過去10年で見ても全て好走馬が出ています。
キャリア5戦で1度の凡走のみや、好走率100%などの馬が該当馬で毎年そこまで該当馬はいません。
今年の出走馬を見ると
エエヤン
セッション
オオバンブルマイ
ドルチェモア
上記4頭
この中から好走馬が出てくる可能性は大かと思います。
2023年 NHKマイルカップの推薦馬
▲オオバンブルマイ
3走前の京王杯2歳Sでは内ラチで詰まって進路を探す不利がありながらも
スペースが開くと一度抜かれた馬を抜き返す素晴らしい根性を見せたレース
もし直線スムーズであれば、あと何馬身離していたのだろうかと思うほど結構な不利でした。
2走前の朝日杯FSでは出遅れてしまいかなり後方から、4角出口で大外に出そうとするも前のエンファサイズが横に寄れて
瞬時に内側に進路を切り替えかなり狭いところを縫って伸びてきている負けて強い内容
前走はラスト1ハロンでまとめて差し切っており、レース映像を見る限りエンジンの掛かりは遅いが持久力のある末脚
これが東京に変わって相当良い方向に出ると思っているので枠順含めこれ以上ない展開だと思います。
良馬場で究極の切れ味勝負にはなりそうもないので雨で実績のあるこの馬は非常に推せる存在
データ面からもここまでは満点ですし鞍上が珍しく自信ありそうなコメントを残しているのも好感触
1つだけネックなのが小さな馬体、ある程度馬格は重要なのですがここまで小さいと勝ち馬も少なく心配な部分です。
それでも東京マイルの直線は完全にこの馬の良さに味方してくれると感じるので推薦したいと思います。
◯ドルチェモア
前走の1戦はスタートから終始掛かってしまい稍重で1000m57.7秒
これは中山という点を考えるとかなり速いペースで俗に言う殺人ラップです。
掛かって消耗している中で、むしろ良くこれで残り200mまで先頭を走っていたなという感じ
2走前の朝日杯FSも57.8秒のハイペースでしたが前半の掛かりがなく消耗しなければスタミナは問題なさそう。
3走前のサウジRCで見せた33秒台の末脚もありますし溜めても良し、前で粘っても良しの優等生
東京だからとか、馬場がとか、ペースがとか言ってるのは論外、この馬が好走するかしないかを決めるのは
今回外枠で前に壁ができない状況でしっかりと前半折り合って直線に向けるかの1つだと思います。
このNHKマイルカップは特に直近10年は2歳チャンピオンがそのまま好走する傾向にあり、2-1-1-0と全て好走しています。
阪神マイルが東京マイルに直結しないならば、ここで嫌うのは分かりますが前走は完全に度外視できるレースですし
質の違う上がり、レース質で圧倒的なパフォーマンスを見せてきた馬、後は掛かるか掛からないか、それだけだと思います。
◎人気ブログランキングへ掲載中
(リンク先のブログランキング紹介文に掲載しています現在 22位 辺り【ZONE競馬】紹介文を要チェック)
先週の日曜日、一週間前から本命宣言しているので楽しみは少ないと思いますが本命はこの馬です。
新馬戦は出負けしましたが、スピードの違いで前目に取り付くと直線はノーステッキの圧勝
2走目も出遅れから4角外をグングン上がってきてまたも直線ノーステッキで突き放す横綱競馬
デビューからほぼ8枠と恵まれない馬で、その後は戦績が振るわなかったですが前走で完全に復調気配
先に抜け出した馬を捉えることが出来ませんでしたが、レース内容的には8枠から溜める競馬も出来ましたし本番にかなり繋がるレースだったと思います。
2走前のレース後にブリンカー着用で変わる可能性があると助言があり、前走で馬具を工夫して本当に馬が変わりました。
今回内枠と言う事もあり、変に出して行くよりは腹をくくって後方待機で十分溜めてから大外ぶん回しで全然あると思います。
戦したレースは全て脚が溜まっていなかったとコメント、前半は我慢して集中さえしてくれれば直線はまとめて差しきれるだけの脚はあります。
データ的な部分では、こちらもTwitterで一週間前に公開してインプレッション11万人でしたが
TARGETでデータが遡れる27年間全てを調べると
牡 22-22-22-358(15.6%)
牝 5-5-5-46(24.6%)
・前走マイル戦出走
・過去に4角4番手以下1着
・過去に1400〜1600m◯◯
【2-2-1-0】好走率100%(平均4.7人気)
圧倒的な牝馬の好走率で牡馬を圧倒、さらに好走した牝馬を調べると面白い共通点あり。
今年これに該当する馬はこの馬1頭だけですし、やはり何と言ってもこの人気で買えるという事が非常に魅力的、何とか頑張って欲しいと思います。