宝塚記念枠順確定
1枠1番 ライラック
1枠2番 カラテ
2枠3番 ダノンザキッド
2枠4番 ボッケリーニ
3枠5番 イクイノックス
3枠6番 スルーセブンシーズ
4枠7番 プラダリア
4枠8番 ヴェラアズール
5枠9番 ジャスティンパレス
5枠10番 ディープボンド
6枠11番 ジェラルディーナ
6枠12番 アスクビクターモア
7枠13番 ジオグリフ
7枠14番 ブレークアップ
8枠15番 ユニコーンライオン
8枠16番 モズベッロ
8枠17番 ドゥラエレーデ
2023年の宝塚記念は上記の通り
頭数が集まらない年もありますが、今年は揃いました。
8枠有利は本当か?
過去10年の宝塚記念枠順好走率
(勝率/連対率/複勝率)
1枠 0-2-2-10 0.0%/14.3%/28.6%
2枠 1-1-2-11 6.7%/13.3%/26.7%
3枠 1-1-1-12 6.7%/13.3%/20.0%
4枠 0-1-1-14 0.0%/6.3%/12.5%
5枠 1-3-0-14 5.6%/22.2%/22.2%
6枠 0-0-1-19 0.0%/0.0%/5.0%
7枠 0-2-1-19 0.0%/9.1%/13.6%
8枠 7-0-2-14 30.4%/30.4%/39.1%
枠順データを見ると8枠だけ確かに異次元の数字です。
人気馬が数字を押し上げている可能性がありますので、念のため1~3番人気の馬が何頭配置されていたかを見ていきます。
1枠 2頭
2枠 5頭
3枠 3頭
4枠 0頭
5枠 4頭
6枠 4頭
7枠 3頭
8枠 9頭
何故でしょうか、8枠だけ他の枠に比べて人気馬が入っています(ほぼ倍以上の数)
これでは成績が良くなるのは当然かもしれません。
試しに1~3番人気以内を除いた枠順成績と複勝回収率を見ていきましょう。
1枠 0-1-2-9 0.0%/8.3%/25.9% 230%
2枠 1-1-0-8 10.0%/20.0%/20.0% 94%
3枠 0-1-1-10 0.0%/8.3%/16.7% 121%
4枠 0-1-1-14 0.0%/6.3%/12.5% 38%
5枠 0-2-0-16 0.0%/14.3%/14.3% 75%
6枠 0-0-1-15 0.0%/0.0%/6.3% 80%
7枠 0-2-1-16 0.0%/10.5%/15.8% 72%
8枠 2-0-1-11 14.3%/14.3%/21.4% 77%
むしろ内枠の成績が非常に良いですね、人気薄が枠のアドバンテージを活かして激走している証拠です。
1~3番人気以内を除いた内と外を比較してみると、
内3枠 1-3-3-27 2.9%/11.8%/20.6% 152%
外3枠 2-2-3-42 4.1%/8.2%/14.3% 76%
もう確定ですね、内枠の方が確実の枠のアドバンテージがあります。
人気のない馬が内枠でロス無く立ち回って激走している裏付けになります。
近年は馬場の高速化が進み極限の持ちタイム勝負だと少しでも最短距離で走れる内枠が人気薄の好走を手助けしているように思います。
8枠のずば抜けた数字は人気馬が作り出しているのは間違いないのですが、人気馬が不利を受けずにスムーズに走ったことで
素晴らしい成績を収めているのも事実です。
1~3番人気が8枠に入った場合
【5-0-1-3】55.6%/55.6%/66.7%
単勝回収率267% 複勝回収率141%
これは8枠の成績が良くなって当然ですね、人気馬が外に入ると格段に信頼度が上がっています。
実は8枠の成績が良いのは分かっていたのですが、1枠が凹んでいないのが気になってました。
というのも、この枠の有利不利で毎回登場するのが去年のダイヤモンドSの考察記事なのですが、見たことある人が多いとは思いますが一応引用します。
以下ダイヤモンドSの引用記事
最後に枠について少し書きたいと思いますが、このダイヤモンドSで良く言われるのは
「8枠有利」
じゃないですか?
過去10年で最多の5勝になります。
全体で5-3-2-12
1枠が1-1-1-15なので完全なる外枠有利…
に、見えます。
実際は…
そう見えるだけです。
枠順は特に勘違いしやすいので要注意ですが、
8枠から好走した馬の内訳を見てみましょう。
2020年 ミライヘノツバサ 16人気
2019年 ユーキャンスマイル 1人気
2018年 フェイムゲーム 1人気
2016年 フェイムゲーム 2人気
2015年 フェイムゲーム 1人気
2015年 ファタモルガーナ 2人気
2014年 タニノエポレット 3人気
2013年 アドマイヤラクティ 1人気
2013年 メイショウカドマツ 6人気
2012年 ギュスターヴクライ 1人気
これ8枠の成績が良くなって当たり前なんですよ。
好走馬のほとんどが1~3番人気以内
逆の見方をすれば8枠が本当に有利なら1枠が不利でなければなりません。
同じ条件として4番人気以下に限定して1枠と8枠の全体成績を比較してみます。
1枠 0-2-1-17 連対率10.0% 複勝率15.0%
8枠 1-0-3-21 連対率4.0% 複勝率16.0%
同じ条件にした場合、1頭好走馬が増えるか減るかの違いです。
今年の1回ですぐに変わるレベルなので誤差でしかありません。
今回言い切りますが、ダイヤモンドSは8枠有利ではありません。
有馬記念が外枠不利なのは有名は話ですね、8枠が不利なので当然1枠の成績が比例して良いです。
これは小回りかつコーナーを複数回走る上にスタートがコーナーの中間という完全に外枠泣かせのコース形状だからです。
明日開催されるフェブラリーSは外枠有利と言われていますね、G1くらいになると多少フラットにはなりますが、それでも内枠に比べて外枠の成績が良いです。
これは外であればあるほど芝部分を長く走ることができるので内枠よりも序盤からスピードが出しやすいからです。
全ての結果にその裏付けとなる「理由」があります。
ダイヤモンドSがなぜ8枠有利なのか説明できますか?
いくらでも簡単に過去データが入手できる時代です。
そのデータを間違った捉え方をしていれば全く意味がありません。
今回ダイヤモンドSで8枠が有利だと言う理由で推薦している人、もしくは過去10年で8枠が一番凄いと数字だけ見てる人
かなり要注意です。
はい。
まさに今回の宝塚記念も同じことが言えると思います。
8枠が有利なら1枠が不利じゃないとデータとしては全く裏付けが取れていない状態です。
今回1枠どころか内に行けば行くほど人気薄が好走していることから8枠有利は間違いなく「気のせい」で断言して良いと思います。
ほぼ枠順はフラットでしょう、強いていうなら人気薄は内枠でチャンスが広がるし、人気馬は外なら不利少なく信頼度は上がると言えます。
私がここまでの考察で外有利は気のせい、本来は内有利と言うのは過去10年の結果にも出ています。
馬番1~6番(通常だと1~3枠の位置)に入った馬で本番好走した馬を見ていきましょう。
2022年 1着タイトルホルダー 2人気
2021年 2着ユニコーンライオン 7人気
2021年 3着レイパパレ 2人気
2019年 2着キセキ 1人気
2018年 1着ミッキーロケット 7人気
2018年 3着ノーブルマーズ 12人気
2017年 2着ゴールドアクター 5人気
2016年 3着キタサンブラック 2人気
2015年 2着デニムアンドルビー 10人気
2015年 3着ショウナンパンドラ 11人気
2014年 2着カレンミロティック 9人気
2014年 3着ヴィルシーナ 8人気
2013年 2着ダノンバラード 5人気
平均人気6.3番人気という人気薄にも関わらず、2020年以外は全て好走馬が出ています。
その2020年は昨日の記事でも書きましたが年明け1戦データに該当する1番人気サートゥルナーリアが凡走
この馬を除けば11人気トーセンカンビーナ、13人気ペルシアンナイト、5人気グローリーヴェイズ、14人気トーセンスーリヤとかなり厳しいメンバーだったかなと思います。
過去10年で好走した13頭を調べてみると、
13頭中12頭が直近2走内で4角5番手以内で競馬をしていた先行馬でした。
内枠で後方から行くよりも、ポジションが取れる馬にメリットが大きそうな枠です。
実際の競馬も13頭中9頭が4角3番手以内とかなり前目のポジションから馬券になっています。
13頭を調べると下記3ポイントに必ず当てはまります。
・前走4角3番手以内からG3以上を連対している
・過去4角3番手以内で2000m以上のG2かG1を連対している
・過去4角5番手以内で2000m以上のG1か◯◯G2を連対している
上記3ポイントをクリアしている過去10年の好走馬は
2022年 1着タイトルホルダー 2人気
2021年 2着ユニコーンライオン 7人気
2021年 3着レイパパレ 2人気
2019年 2着キセキ 1人気
2018年 1着ミッキーロケット 7人気
2018年 3着ノーブルマーズ 12人気
2017年 2着ゴールドアクター 5人気
2016年 3着キタサンブラック 2人気
2015年 2着デニムアンドルビー 10人気
2015年 3着ショウナンパンドラ 11人気
2014年 2着カレンミロティック 9人気
2014年 3着ヴィルシーナ 8人気
2013年 2着ダノンバラード 5人気
見事に全馬クリア、逆にこの項目をクリアできていない馬は凡走傾向ですので要注意
今年はイクイノックスが有馬記念で見せた4角3番手からの先行押し切り勝ちがありますので内枠でも信頼度十分だと思います。
今年馬番1~6番に入ったイクイノックス以外で買えそうな馬は2頭いますね、予想オッズ的にも人気が無いので穴なら非常におすすめしたいと思います。
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初めての方は下記画像の手順を参考にしてください。
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明日も別の角度から宝塚記念の過去20年データ考察をアップ予定です。
それでは明日また会いましょう!お楽しみに!







