過去7年の好走馬
| 年 | 着 | 馬名 | 人気 |
| 2020年 | 1着 | ダノンザキッド | 1人気 |
| 2着 | オーソクレース | 3人気 | |
| 3着 | ヨーホーレイク | 4人気 | |
| 2019年 | 1着 | コントレイル | 1人気 |
| 2着 | ヴェルトライゼンデ | 3人気 | |
| 3着 | ワーケア | 2人気 | |
| 2018年 | 1着 | サートゥルナーリア | 1人気 |
| 2着 | アドマイヤジャスタ | 2人気 | |
| 3着 | ニシノデイジー | 3人気 | |
| 2017年 | 1着 | タイムフライヤー | 1人気 |
| 2着 | ジャンダルム | 4人気 | |
| 3着 | ステイフーリッシュ | 8人気 | |
| 2016年 | 1着 | レイデオロ | 1人気 |
| 2着 | マイネルスフェーン | 8人気 | |
| 3着 | グローブシアター | 2人気 | |
| 2015年 | 1着 | ハートレー | 3人気 |
| 2着 | ロードクエスト | 1人気 | |
| 3着 | バティスティーニ | 2人気 | |
| 2014年 | 1着 | シャイニングレイ | 2人気 |
| 2着 | コメート | 8人気 | |
| 3着 | ブラックバゴ | 9人気 |
7年前にG1へ昇格したホープフルS
今年朝日杯フューチュリティステークスを見事制した武豊騎手もこの新設されたG1は唯一の未勝利
個人的には年末のラストG1は気持ち的にも有馬記念なので、正直お祭りが終わった2日後に申し訳無さそうに開催されるこのG1は好きではありません。
有馬記念を的中した方はもうひと踏ん張り、ハズレた方は年内ラストチャンスになります。
本日も丁寧に、確実に狙い馬を絞って行きたいと思います。
重賞展望
まずこのレースは2歳戦ということで、ポイントとしては以下
・少ないヒントから正確に競争能力を評価
・輸送やローテーションを含めた余力の計算
・展開で有利な脚質の予想
キャリアの浅い2歳戦ですから正確な競争能力の判断が求められます。
人気をしている偽物と人気をしていない本物、もちろん理想は前者を軽視し後者を買うこと
更にこの時期は陣営も予想外のローテーションで出走してくる馬も多いです。
ここまでが予定されていたものなのか、陣営の本気度を見抜くことも重要
最後に2歳としては2000mと長い距離を走ることになるので、ジョッキーも基本的にはロスなく落ち着いて最終コーナーを目指します。
先週の有馬記念も含め基本的には前内の先行有利、後方からパフォーマンスを見せていた馬が飛ぶ可能性もあります。
上記を含め各馬を選定
☆サトノヘリオス
特注にはこの馬、前日オッズで4~5番人気ですが、
とにかく2走前と前走のパフォーマンスが良いです。
共に上がり最速のレコードを記録しており、馬の能力的には申し分ないと思います。
しかし気になるのが中1週でのローテーション、年内4戦目と間違いなく予定されていた参戦ではなかったと思います。
ここ2戦の内容から色気が出てきてしまったと言うのが陣営の本音でしょう。
今の中山競馬場はレコードを出す瞬発力だけでは乗り切れない部分もありますし、きついローテーションを含め評価を下げました。
しかしここをぶっちぎる可能性すら感じさせる2走のパフォーマンスは素晴らしいです。
▲キラーアビリティ
こちらも2走の内容が圧巻で、特に小倉で記録したラスト3F12.2-11.8-10.8のラップ
ずっと加速ラップでしかもラスト10.8という異次元のラップを記録しています。
この事から本来平坦コースが得意な馬だとは思います。
そんな同馬の前走も非常に内容が濃く、朝日杯フューチュリティステークスで勝ち馬に0.2秒まで迫った
ダノンスコーピオンにクビ差まで追い詰めています。
好走できる裏付けがこの時点で出来ているのが非常に買いのポイントで実際軸にするのには最適な馬なのではないでしょうか。
脚質的にも前目でしょうし、中山では常に前の意識がある横山武史騎手への乗り替わりもかなりプラスに働くと思います。
○まで評価できなかったのはやはり新馬戦でも阪神コースで負けているように坂をクリアできるイメージがそこまで湧きませんでした。
取りこぼしも考えて抑えとさせていただきます。
○コマンドライン
正直なぜ朝日杯フューチュリティステークスに出走しなかったのかわかりません。
ここまでマイルを2戦、明らかに2000mの距離延長はマイナスでしかないでしょう。
それでもこの位置まで評価したいのはスローから前目で自分で捕まえられる末脚にあります。
今回のレース展開が確実にスローペースだと読んでいますので、ステルナティーアを封じた末脚を信頼し対抗としました。
距離もそうですが正直走れば結果的に適正距離だったと言われてしまうのですが、唯一の不安材料とも言ってよいのが
関東馬であるということ。
関西馬のレベルが高いのはもちろんで、2戦とも関東圏での競馬、人気馬がオッズを背負って飛ぶにはふさわしい理由かもしれません。
というのも過去10年ベースでみても
関東馬 2-4-3-43
関西馬 8-6-7-65
圧倒的関西勢有利で、今年は関西圏で高いパフォーマンスをしてきた馬が多いのでそこが心配です。
しかしこの時点で重賞含む2勝は買いに相当する実績でもありますので素直に人気でも嫌いにくいです。
◎ジャスティンパレス
この馬の新馬戦に注目してほしい、過去10年11月までのデビュー馬のうち、
中京1600m以上の新馬戦をラスト3F34.5秒以内で勝ち切った馬は僅か10頭
ジュンブルースカイ
マイラプソディ
ラインベック
カテドラル
アドマイヤマーズ
ステイフーリッシュ
ワグネリアン
フロンティア
クライムメジャー
アドマイヤリード
上記馬のその後を調べてみると
ジュンブルースカイ→東スポ2歳S三着
マイラプソディ→京都2歳S一着
ラインベック→ 東スポ2歳S三着
カテドラル→NHKマイル三着
アドマイヤマーズ→朝日杯FS一着
ステイフーリッシュ→ホープフルS三着
ワグネリアン→東スポ2歳S一着
フロンティア→新潟2歳S一着
クライムメジャー→サウジRC三着
アドマイヤリード→ヴィクトリアM一着
カテドラルとアドマイヤリードは後のG1好走馬でそれ以外は年内の重賞で必ず好走しています。
◎のデビュー戦は中京芝2000m、これを34.3の上がり最速で1馬身半勝利
次走の1勝クラスも連勝するが終始頭の高い走法で若干遊びながらも1着、
ゴールを過ぎても更に差を広げており、見た目以上に余力があったように見えました。
調教では輸送ありにも関わらずびっしり追われ好タイム、相当な上積みを感じます。
デビューから5頭、6頭と小頭数しか経験のない点、初の関東輸送とクリアしなければ行けない問題は多々あるが
前日オッズでは単勝10倍超えの馬、1〜2番人気にはならないだろうしオッズ妙味も十分あります。
走るのが来年以降かもしれないがデビュー戦の内容から該当馬は全て重賞好走馬、先々を考えてもこの馬を応援したいと思います。



