過去20年でNHKマイルを5番~9番人気で好走した馬
ソングライン 7人気
ラウダシオン 9人気
ギルデッドミラー 6人気
カテドラル 7人気
ケイアイノーテック 6人気
レッドヴェイロン 9人気
ボンセルヴィーソ 6人気
インパルスヒーロー 6人気
フラムドグロワール 8人気
ダイワバーバリアン 5人気
レッドスパーダ 5人気
ファイングレイン 9人気
キンシャサノキセキ 6人気
ウインクリューガー 9人気
エイシンツルギザン 5人気
マイネルモルゲン 6人気
アグネスソニック 5人気
過去20年で上記17頭
昨日の記事でNHKマイルを10番人気以下で好走した馬の共通点について考察してきましたので、
本日は更に買える穴馬を探すため、5~9番人気での好走馬について調べていきます。
好走馬の前走
ソングライン | 桜花賞G1 | 7人気 | 15着 |
ラウダシオン | ファルコG3 | 1人気 | 2着 |
ギルデッドミラー | アーリンG3 | 4人気 | 2着 |
カテドラル | アーリンG3 | 7人気 | 2着 |
ケイアイノーテック | ニュージG2 | 1人気 | 2着 |
レッドヴェイロン | アーリンG3 | 4人気 | 3着 |
ボンセルヴィーソ | ニュージG2 | 5人気 | 3着 |
インパルスヒーロー | ファルコG3 | 2人気 | 1着 |
フラムドグロワール | 京成杯G3 | 1人気 | 10着 |
ダイワバーバリアン | ニュージG2 | 2人気 | 2着 |
レッドスパーダ | スプリンG2 | 8人気 | 2着 |
ファイングレイン | ニュージG2 | 7人気 | 2着 |
キンシャサノキセキ | マーガレ | 1人気 | 4着 |
ウインクリューガー | 毎日杯G3 | 6人気 | 8着 |
エイシンツルギザン | ニュージG2 | 7人気 | 1着 |
マイネルモルゲン | ベンジャ | 1人気 | 1着 |
アグネスソニック | スプリンG2 | 4人気 | 3着 |
17頭中13頭が前走好走馬
そのうち12頭が前走重賞でした。
馬券外から巻き返した4頭
ソングライン 前走桜花賞(2走前OP、3走前未勝利戦共に0.5秒差圧勝)
フラムドグロワール 前走京成杯(2走前朝日杯0.5秒差、3走前OP勝ち4走前OP連対)
キンサシャノキセキ 前走OP戦1番人気0.5秒差
ウインクリューガー 前走毎日杯(2走前アーリントンC1着)
2走前が特徴的で、OP圧勝、G1出走、重賞1着など
唯一前走のみに加点要素があったのがキンサシャノキセキ
今年の該当馬を見ていきます。
3番人気以内濃厚なセリフォス、ダノンスコーピオン、インダストリアの3頭は割愛します。
ジャングロ
マテンロウオリオン
プルパレイ
キングエルメス
アルーリングウェイ
ソネットフレーズ
タイセイディバイン
ダンテスヴュー
ソリタリオ
ステルナティーア
トウシンマカオ
オタルエバー
フォラブリューテ
ディオ
デルマグレムリン
セイクリッド
カワキタレイブリー
3頭以外の全登録馬を査定して行きます。
ジャングロ 前走重賞好走
マテンロウオリオン 前走重賞好走
プルパレイ 前走重賞好走
キングエルメス 前走重賞好走
アルーリングウェイ 2走前OP勝ち
ソネットフレーズ 前走重賞勝ち
タイセイディバイン 前走重賞勝ち
ダンテスヴュー 2走前重賞連対
ソリタリオ 2走前重賞連対
ステルナティーア なし
トウシンマカオ 2走前OP勝ち
オタルエバー 前走重賞好走
フォラブリューテ 2走前OP勝ち
ディオ なし
デルマグレムリン なし
セイクリッド なし
カワキタレイブリー なし
今年はレベルが高いと感じます。
3走前まで遡らないとOP以上で実績のない馬はかなり厳しいでしょう。
更に詳細を詰めて行くと、17頭にはマイル以上の重賞で3着以内
もしくはOP以上での優勝経験がありました。
それらを含めてもオタルエバーが消えるだけで11頭も残ります
これは例年に比べて相当多いので今年はかなり荒れる要素は強いと思います。
(下位人気が想定以上に実力を持っている)
キンサシャノキセキ以外が持ち合わせていた実績としては好走馬16頭が
前走重賞で0.3秒差以内に好走
例外だった馬は
ソングライン 2走前OPを0.5秒差圧勝
フラムドグロワール OP以上複数好走
ウインクリューガー 重賞優勝経験
マイネルモルゲン OP以上複数好走
アグネスソニック OP以上複数好走
新たにソリタリオ、ダンテスビュー、フォラブリューテの3頭が消えました。
しかしソリタリオとダンテスビューに関しては共に重賞0.0秒差をほぼ勝ちに等しい内容で難しい判断になりそう。
いづれにせよここまで限定的に絞ってもこれだけの下位人気馬が残るのですからレベルが高い証拠です。
過去20年でNHKマイルを10番人気以下から好走した馬
2005年 デアリングハート 10番人気 2着
2009年 ジョーカプチーノ 10番人気 1着
2009年 グランプリエンゼル 13番人気 3着
2012年 クラレント 15番人気 3着
2013年 マイネルホウオウ 10番人気 1着
2014年 タガノブルグ 17番人気 2着
2014年 キングズオブザサン 12番人気 3着
2016年 レインボーライン 12番人気 3着
2017年 リエノテソーロ 13番人気 2着
2019年 ケイデンスコール 14番人気 2着
過去20年で13頭が走っています。
NHKマイルに関しては突然の大波乱が多く、3歳戦の中でもトップクラスに2桁人気馬が走るG1レース
二桁人気で好走した上記13頭はなぜこんなに人気がなかったのか?
本日はこちらにフォーカスして考察していきたいと思います。
激走パターン
不思議なくらいに全馬素晴らしい実績を、このNHKマイルCに出走するまでに記録していました。
その理由をパターン化するなら次の3択
・前走の成績が悪い
ケイデンスコール
リエノテソーロ
レインボーライン
キングズオブザサン
マイネルホウオウ
クラレント
ダノンゴーゴー
ピンクカメオ
ムラマサノヨートー
・前走フロック視
デアリングハート
ジョーカプチーノ
・前走低クラス出走
タガノブルグ
グランプリエンゼル
基本的に実績があるのに前走で人気を落とすパターンがほとんど
3歳のキャリアが浅い成長時期ですから前走の1回や2回で決めつけると痛い目に合います。
その証拠に実績面で好走馬を絞るなら、
【A】以下の3パターンのどれかに全馬例外無く該当
・マイルG1で3着以内の実績あった
・3勝以上
・重賞連対かつ2勝以上
【B】上記3パターン該当馬の全馬は連対率と非常に関係の深い下記データも全馬例外無く該当
・重賞3着以内2回含む連対率40%以上
・重賞勝利含む連対率40%以上
・OP以上勝利含む連対率50%以上
これで過去の10番人気以下から大波乱を演出した馬全てを買うことができたのです。
netkeiba予想オッズ
人 気 |
馬 番 |
印 | 馬名 | 予想オッズ |
---|---|---|---|---|
1 | — | セリフォス | 2.4 | |
2 | — | ダノンスコーピオン | 3.8 | |
3 | — | インダストリア | 6.7 | |
4 | — | ジャングロ | 8.2 | |
5 | — | マテンロウオリオン | 9.5 | |
6 | — | プルパレイ | 18.2 | |
7 | — | キングエルメス | 21.6 | |
8 | — | ソネットフレーズ | 23.3 | |
9 | — | アルーリングウェイ | 23.9 | |
10 | — | タイセイディバイン | 51.4 | |
11 | — | ダンテスヴュー | 59.7 | |
12 | — | ソリタリオ | 61.3 | |
13 | — | ドーブネ | 75.6 | |
14 | — | ステルナティーア | 86.2 | |
15 | — | トウシンマカオ | 109.8 | |
16 | — | オタルエバー | 117.4 | |
17 | — | フォラブリューテ | 119.4 | |
18 | — | ディオ | 144.9 | |
19 | — | デルマグレムリン | 267.3 | |
20 | — | セイクリッド | 284.1 | |
21 | — | カワキタレブリー | 290.1 |
まだ登録段階なので選別は難しそうですが、
現時点でドーブネがプリンシパルSへ出走するので抽選はデルマグレムリン、ディオ、セイクリッドの3頭
上記の想定オッズ10番人気以下を選別したいと思います。
タイセイディバイン
ダンテスヴュー
ソリタリオ
ステルナティーア
トウシンマカオ
オタルエバー
フォラブリューテ
ディオ
デルマグレムリン
セイクリッド
カワキタレイブリー
こららを上記共通点に当てはめて行くと
タイセイディバイン なし
ダンテスヴュー なし
ソリタリオ A
ステルナティーア なし
トウシンマカオ A
オタルエバー なし
フォラブリューテ なし
ディオ なし
デルマグレムリン なし
セイクリッド なし
カワキタレイブリー なし
過去の2桁人気好走馬の最低ボーダーをクリアしていたのは2頭のみ
ソリタリオ 重賞連対かつ2勝以上
トウシンマカオ 重賞連対かつ2勝以上
どちらも連対率40%以上でBの項目もクリア
今年大穴を開けるならこの2頭のどちらかだと思います。
NHKマイルの推薦馬
▲インダストリア
この馬に関してはとにかく追いきりの動きがあまりにも良く、
陣営のコメントにも、別馬のようで状態は間違いなく1番良い、胸を張って送り出せるとのこと
心配なのが前半流れるレースを経験しておらずスローで結果を出してきた馬
レース映像を見る限りギアが入るのがかなり遅い馬で、一旦トップスピードに乗れば持続力が素晴らしく
2走前の中山コースなんかは坂で各馬の脚が鈍る中でスイスイと涼しい顔で駆け抜けた
なので今のタフでスピードの持続力が求められるレースは正直ドンピシャだと思います。
後は器用な馬ではないのでレーン騎手がスムーズに外目に出すことができれば持続力はこのメンバー中1番だと思うので
そのまま馬券内というイメージで重い印を付けました。
○マテンロウオリオン
この馬に関しては前走が相当強く、内前有利の中山芝をただ1頭大外を回して連対
ロスなく完璧に運んだジャングロが逃げながらメンバー中3位の末脚で完勝
その100倍強い競馬をしたのがマテンロウオリオンで上がりは34.1
2走前のシンザン記念もソリタリオの追撃を凌いで勝っていますし、溜めて良し、前でも良しのオールラウンダー
騎手の心理的にも器用な馬ですし、内枠なのでスタート出たなりで進めると思います。
気になると言われれば1枠の成績があまりにも良くないNHKマイル
そのジンクスを打ち破るに相応しい馬だと思っていますので期待
◎ダノンスコーピオン
(リンク先のブログランキング紹介文に掲載しています現在 37位 辺り【ZONE競馬】紹介文を要チェック)
もともと週間天気予報をみつつ東京芝は良馬場で持ち時計重視だなと思っていました。
なかでもこの馬の前走は時計も速く非常に優秀な内容で、見た目以上に余力を感じました。
状態面でも2走前は騎手の泣きが入るほどの最悪な状態、前走も良くなかったとのこと
今回のNHKマイルは2走前、前走と比較して格段に状態が上がっているとのことで
レースの質が直結する前走であれだけ余裕の差し切りを決めているこの馬に期待しない方が難しいです。
左回りが不安視されており事前のオッズよりもだいぶ人気が下がってきたのも有り難く、
凡走したレースはこの馬じゃない別の馬が走っていたくらいの状態にあったので全く気にしていません。
G1での走りがフロックではなかったのを今日証明してほしいと思います。