競馬の本質とは
競馬で1年間通してプラス収支の人は全体の5%未満と言われています。
その理由に大きく関わっているのが「控除率」です。
控除率とはJRAの取り分で、例えば馬券を購入する場合、控除率(20〜30%)を購入金額から除いた残りの70〜80%を参加者で取り合う形になります。
このように運営側が手数料を徴収する仕組みを「マイナスサムゲーム」と呼びます。
JRAが的中者に対して報酬を支払うわけではなく、購入者全体の資金70〜80%を分配する形になるので、元金の100%から計算すると馬券を購入した時点で基本的に勝てません。
プラス収支にすると言う事は、馬券購入時点で70〜80%の払戻率を最低でも20%〜30%人より多く取る必要があります。
これができる人が1番最初に書いた全体の5%未満となります。
分け合う形になるので、必然的に残りの95%は払戻率50%以下、もしくは購入金額のほとんどを失っている事になります。
95%の負け組が見る景色
競馬で多くの人が負けるのであれば多数派の意見は基本的に不正解です。
人と同じ事をして勝つのはできないと言う事です。
競馬にはオッズ(人気)がありますが、これを左右しているのは専門紙の印です。
例えば予想オッズを展開しているJRDBは、全て専門紙の印を基準にしていますが、当日オッズと大きなズレはありません。
専門紙には様々な情報が記載されていますが、代表的な部分で言うと
・騎手や厩舎
・近走着順や人気
・上がりタイム
・調教タイム
他にも沢山ありますが基本的には数字なんです。
近走の着順や上がりタイム、調教タイムが良い馬は必然的に人気になりやすいです。
逆に近走の着順や上がりタイム、調教タイムが悪い馬は人気になりにくいです。
・数字で表せる部分は人気に反映されやすく(バレやすい)
・数字で表せない部分は人気に反映されにくい(バレにくい)
競馬で勝っている人はオッズに反映されにくい=数字で表せるような単純な部分では勝負せず、
オッズがバレにくい部分勝負しています。
レース選びの重要性
ここからは競馬で勝つために私が実際に購入しているレースと、メインレースに対する考え方を書いていきます。
あくまで個人的な考察にすぎないので全部が正しいとは限りません。
参考になる部分はしていただき、必要ない知識と感じる場合はブラウザバックお願いします。
当たり前ですが、メインレースは平場のレースに比べて売上が高いです。
シンプルに参加人数(購入者)が多いのと、馬券購入者の購入単価が上昇します。
午前中の未勝利戦と重賞レースは2倍近く、G1レースにもなれば3倍以上も売上に差があります。
※重賞レースイメージ

※未勝利戦のイメージ
これは私の勝手なイメージですが、重賞レースは沢山の人が釣り糸を垂らして獲物を狙っているイメージ
未勝利戦は釣りが本当に好きな人が早朝からのんびりと釣り糸を垂らしているようなイメージ
同じ池の中(競馬場)なら人が少ない方が良く釣れそうな感覚があるのは私だけでしょうか?
特にメインレースはプロやSNSの猛者など馬券力の高い人や影響力の強い人が必ず予想しています。
現代は情報社会で、研ぎ澄まされた考察が手軽に誰でも手に入る時代
掲示板を見れば前走の敗因、厩舎の勝負度合いなど雰囲気は掴めますし、
追いきりの見方がわからない人でも追いきり専門でやられている予想家は溢れるほどいますし、
レース直前にはパドック解説してくれる親切な方も沢山います。
YouTubeでその週の重賞レースを検索すれば、どんな馬が注目なのかいくらでも出てくるでしょう。
前走や前々走のレース映像、去年の傾向など調べればいくらでも出てくるでしょう。
これって競馬ど素人の初心者でも、その道何十年の人の考察が簡単に手に入る時代を意味しています。
シンプルに、「参加している購入者のレベルが高い」のです。
もしくは簡単に予想力が上昇するとでも言いましょうか。
それでは平場のレースはどうですか?
掲示板の投稿数はオープン馬に比べ10分の1程度の情報量、
未勝利戦までカバーしている追い切り情報や、過去のレース映像も基本的には有料が多いと思います。
YouTubeで○月○日、未勝利戦で調べて参考にできそうな情報は出てきますでしょうか?
ほとんど出て来ないでしょう。
重賞戦に比べて圧倒的に情報不足(情報量の減少)なんです。
シンプルに、「参加している購入者のレベルが低い」のです。
もしくは質の良い情報を仕入れにくいとでも言いましょうか。
情報量が少ないと何がオッズに影響を与えるかは先に説明した通り
競馬新聞を見れば簡単、3着以内の馬は4着以下の馬に比べて目立つ色で配色されていますし、
上がり最速だった馬、レコードで走った馬、前走タイム差など数字が沢山並んでいます。
他にも、高額馬がデビュー戦から売れ、調教で好タイム馬が売れ、厩舎コメントが強い馬が売れます。
重賞レースに比べて購入者の情報源が弱く、数字に頼りやすくなるのです。
これが95%が見る負け組の景色そのもの
圧倒的に平場のレースは重賞レースに比べて勝ちやすいと思います。
私は有料予想は一切しませんので重賞レースを的中させなきゃいけない使命感がゼロです。
しかし周りの予想家は週末の重賞レースを的中させることに命を掛けています。
それは多くの競馬ファンが週末の優良な考察を望んでいるからです。
当ブログの説明にも書いてありますが、平場のレースは5万円10万円と平気で購入しますが
メインレースの場合は基本的に3千円程度、多くても5千円程度です。
これは週中の考察の答え合わせとレース傾向のズレを確認する意味でも基本は少額で単複で購入します。
最初に説明した通り、競馬は「マイナスサムゲーム」です。
お金の取り合いということを忘れては行けません。
自分が一生懸命働いて稼いだ大金を投資するならば、より勝てる可能性が高い土俵で勝負する。
ただそれだけのことです。
このブログがわざわざ重賞レースに参加する理由はチャリティーです。
受け取った払い戻しの差額(税金含)は基本的に全額功労馬支援牧場へ寄付しています。
※G1は別です、ごめんなさい。
毎週勝負は平場のレースのみ、メインレースはほぼ観戦料程度の馬券購入
1つの映画を見るような気持ちでメインレースを見ていると視野も広がりますし、
騎手に対する文句もほとんど出ません。
とにかく平場のレースは重賞レースに比べて狙い馬がバレにくいので、過去のレース映像など見れる人は平場勝負おすすめです。
次走注目馬の買いタイミングを見極めて単複で購入しているだけのスタイルで8年間
毎年確定申告をしても十分な利益が残るほどの成績を安定的に叩き出しています。
全て次走注目馬は激走ZONEにて完全無料公開、ここに載っていない馬を買うことはありません。
今年も昨年同様に純利益+100万円を目指して頑張りたいと思います。
(※2022年5月31日に達成済)