過去5年の好走馬
2021年
レイパパレ
モズベッロ
コントレイル
2020年
ラッキーライラック
クロノジェネシス
ダノンキングリー
2019年
アルアイン
キセキ
ワグネリアン
2018年
スワーヴリチャード
ペルシアンナイト
アルアイン
2017年
キタサンブラック
ステファノス
ヤマカツエース
過去5年で上記15頭
今年で第66回目を迎えますが、今の条件である
G1に変更されてからはまだ歴史が浅い大阪杯
G2時代のデータと混同しないようにG1に昇格した過去5年を考察していきたいと思います。
好走馬の特徴その1
『G1になってから好走馬は前走重賞で3番人気以内が中心』
ここまでに好走した15頭の前走を見ると、
やはり非常にハイレベルなことが分かります。
レイパパレ チャレンジCG3 1人気
モズベッロ 京都記念G2 5人気
コントレイル ジャパンCG1 1人気
ラッキーライラック 中山記念G2 2人気
クロノジェネシス 京都記念G2 1人気
ダノンキングリー 中山記念G2 1人気
アルアイン 金鯱賞G2 3人気
キセキ 有馬記念G1 2人気
ワグネリアン 神戸新聞G2 2人気
スワーヴリチャード 金鯱賞G2 1人気
ペルシアンナイト 中山記念G2 1人気
アルアイン 京都記念G2 3人気
キタサンブラック 有馬記念G1 2人気
ステファノス 金鯱賞G2 3人気
ヤマカツエース 金鯱賞G2 1人気
唯一この例外であったモズベッロは昨年の宝塚記念好走馬
昨年の同じ阪神競馬場で行われた宝塚記念、大阪杯を好走し今年登録があるのはレイパパレのみ
この馬は前走の金鯱賞を2番人気2着していますので問題はなさそう。
今年は例外候補なしで確認していきたいと思います。
アカイイト 前走5番人気
アフリカンゴールド 前走12番人気
ショウナンバルディ 前走11番人気
スカーフェイス 前走5番人気
ステラリア 前走6番人気
ヒュミドール 前走5番人気
ヒシイグアス 前走7番人気(海外除く)
ポタジェ 前走4番人気
あと気になるところでは、前走G3から好走したのがレイパパレのみ
この馬はそれまで無敗の5勝馬、当日もある程度支持されていた事を考えると
アリーヴォ 前走小倉大賞典
スカーフェイス 前走小倉大賞典
この2頭には少し荷が重いように感じますね。
好走馬の特徴その2
『直近の成績が非常に重要』
流石G1だけあってこれまでの好走馬の直近の順調ぶりは目立つものがあります。
G1になってからの好走馬は先程の前年宝塚記念好走馬であったモズベッロを除き
・2走内で重賞連対orG1で3着以内
・2走内で1秒以上の敗退歴がない(全馬)
この2つをクリアしていました。
今年の登録メンバーを確認してみましょう。
アカイイト 連対なし 1秒以上敗退あり
ウインマリリン 1秒以上敗退あり
ショウナンバルディ 連対なし 1秒以上敗退あり
ステラリア 1秒以上敗退あり
ヒュミドール 1秒以上敗退あり
ポタジェ 連対なし
マカヒキ 連対なし 1秒以上敗退あり
レッドジェネシス 連対なし 1秒以上敗退あり
前走で見せ場十分だったアカイイトがまさかの両条件未達という展開
当日人気が予想されるだけに結構なリスク馬に見えます。
好走馬の特徴その3
『直近のG1で目立った馬が好走傾向』
ここまで好走した馬の前走と前々走をみてみましょう。
今回はG1に的を絞って書いていきたいと思います。
前走ステップでみると、前走G1から好走した馬はこれまで3頭しかいないんですよね。
2021年 コントレイル 前走ジャパンカップ 2番人気2着
2019年 キセキ 前走有馬記念 2番人気5着
2017年 キタサンブラック 前走有馬記念 2番人気2着
この3頭は全て前走2番人気以内
前走G1出走馬はかなり少ない印象ですが、
2走前G1出走馬を見てみると、逆にG1に出走していなかったのはレイパパレとモズベッロのみ
レイパパレには阪神重賞勝ち、モズベッロには宝塚記念好走の実績
G1に出走のなかった2頭を除き、過去の好走馬を見てみると
コントレイル ジャパンカップ 2番人気2着
ラッキーライラック エリザベス女王杯 3番人気1着
クロノジェネシス エリザベス女王杯 2番人気5着(0.3秒差)
ダノンキングリー マイルCS 2番人気5着(0.4秒差)
アルアイン マイルCS 4番人気3着
キセキ ジャパンカップ 4番人気2着
ワグネリアン ダービー 5番人気1着
スワーヴリチャード 有馬記念 2番人気4着(0.2秒差)
ペルシアンナイト マイルCS 4番人気1着
アルアイン 菊花賞 2番人気7着
キタサンブラック 有馬記念 2番人気2着
ステファノス 天皇賞秋 6番人気3着
ヤマカツエース 有馬記念 8番人気4着(0.3秒差)
アルアインを除いて2走以内にG1で3着以内か0.5秒差好走歴あり
この馬は出走時点で2000mのG1優勝馬だった点、阪神重賞勝ち、阪神コース2戦2勝と例外候補には十分
翌年の大阪杯も好走したように余程阪神コースが合っていたのでしょう。
基本的に例外的に走っている馬は阪神コース実績が非常に目立ちますね。
今年の出走馬をみると
アカイイト 有馬記念 6番人気7着
(阪神G1優勝馬)
アフリカンゴールド G1出走なし
アリーヴォ G1出走なし
ウインマリリン エリザベス女王杯 3番人気16着
キングオブコージ G1出走なし
ショウナンバルディ G1出走なし
ジャックドール G1出走なし
(レイパパレと同じく5連勝)
スカーフェイス G1出走なし
ヒュミドール G1出走なし
ヒシイグアス 天皇賞秋 7番人気5着(0.8秒差)
(国内G1のみカウントの為)
ポタジェ G1出走なし
マカヒキ ジャパンカップ 12番人気14着
レッドジェネシス 菊花賞 1番人気13着
レイパパレ エリザベス女王杯 1番人気6着(0.5秒差)
気になるNGは上記の青く塗った馬
過去の例外馬であったレイパパレ(5連勝馬)、モズベッロ(阪神G1実績)これらを加味すると
オレンジに塗ったアカイイト、ジャックドール、レイパパレは恐らく問題なし。
上記データは国内競争に限定したものなので、ヒシイグアスも本来はNG
しかし前走海外で好走しているだけに判断に困る馬
一応ここまでの3項目全て見てきましたが、
過去10年で好走馬の86.7%を占めるデータ無傷馬は
エフフォーリア
ジャックドール
レイパパレ
上記3頭です。
好走馬のクラシック実績
2021年
1着 レイパパレ 出走なし
2着 モズベッロ 出走なし
3着 コントレイル 三冠馬
2019年
1着 アルアイン 皐月賞 優勝
2着 キセキ 菊花賞 優勝
3着 ワグネリアン ダービー 優勝
2019年
1着 アルアイン 皐月賞 優勝
2着 キセキ 菊花賞 優勝
3着 ワグネリアン ダービー 優勝
2018年
1着 スワーヴリチャード ダービー 連対
2着 ペルシアンナイト 皐月賞 連対
3着 アルアイン 皐月賞 優勝
2017年
1着 キタサンブラック 菊花賞 優勝
2着 ステファノス 連対なし
3着 ヤマカツエース 出走なし
過去の好走15頭中11頭がクラシック連対馬
上記の連対馬はもちろん注目ですが、
クラシックに実績のなかった4頭はどうでしょうか?
レイパパレ
非根幹距離2戦2勝、2000m戦2戦2勝
モズベッロ
2000m以上の非根幹G2連対、G1好走実績
ステファノス
海外含む同距離の2000mG1を4度好走
ヤマカツエース
重賞5勝のうち4勝が同距離の2000m
上記4頭は、
非根幹距離か2000mの重賞実績が非常に目立っていました。
ウインマリリン オークス2着
エフフォーリア 皐月賞1着
マカヒキ ダービー1着
今年は3頭しかクラシック連対馬がいません。
昨日の考察でも触れたようにウインマリリンとマカヒキの近2走を見る限りエフフォーリアの好走は超高確率でしょう。
輸送など様々な面で不安要素が飛び交っていたりもしますが、結局どこかウィークポイントを探そうとすればどんな馬でも不安材料は必ずあります。
ここまで該当馬が少ないと今年問われてくるのは過去にクラシック連対歴なしで好走した馬のように
2000m実績、または2000m以上での非根幹重賞実績です。
アカイイト 非根幹G1優勝
アフリカンゴールド 非根幹重賞優勝
アリーヴォ 2000m戦好走率100%
キングオブコージ 非根幹重賞優勝
ショウナンバルディ なし(2000m戦11回馬券外)
ジャックドール 2000m戦6勝
スカーフェイス なし
ステラリア 非根幹G1連対
ヒュミドール なし(2000m戦未勝利)
ヒシイグアス 2000m戦3勝G1連対
ポタジェ 2000m戦連対率73%
レッドジェネシス 非根幹重賞複数好走
レイパパレ 昨年優勝馬
かなり枠を広く取りましたが、それでもアウト判定の青く塗った3頭は完全に消したいくらい厳しいと思っています。
過去の好走馬と比較しても、やはり2000m以上での実績がとても足りているようには見えません。
クリアの中では非根幹G1で連対のあるアカイイトとステラリアはかなり注目したいですね。
展開予想
2021年
レイパパレ 4コーナー1番手
モズベッロ 4コーナー5番手
コントレイル 4コーナー2番手
2020年
ラッキーライラック 4コーナー5番手
クロノジェネシス 4コーナー3番手
ダノンキングリー 4コーナー1番手
2019年
アルアイン 4コーナー4番手
キセキ 4コーナー2番手
ワグネリアン 4コーナー8番手上がり2位
2018年
スワーヴリチャード 4コーナー1番手
ペルシアンナイト 4コーナー9番手1位
アルアイン 4コーナー5番手
2017年
キタサンブラック 4コーナー2番手
ステファノス 4コーナー4番手
ヤマカツエース 4コーナー7番手上がり2位
好走馬の15頭中12頭が4角で5番手以内
優勝は全てこれに分類されます。
それ以外の馬は上がり2位以上を記録しない限り馬券内に突入できないほど圧倒的前有利です。
実際に前目で競馬して好走した馬(赤く塗った馬)
レイパパレ 前走G3で4角1番手 1着
モズベッロ 2走前G2で上がり2位 5着(0.4秒差9)
コントレイル 2走前G1で4角4番手 1着
ラッキーライラック 前走G2で4角4番手 2着
クロノジェネシス 前走G2で4角3番手 1着
ダノンキングリー 前走G2で4角3番手 1着
アルアイン 2走前G1で4角2番手 3着
キセキ 2走前G1で4角1番手 2着
スワーヴリチャード 前走G2で4角2番手 1着
キタサンブラック 前走G1で4角2番手 2着
ステファノス 前走G2で上がり2位 6着(0.3秒差)
ヤマカツエース 2走前G1で上がり1位 4着(0.3秒差)
モズベッロ、ステファノス、ヤマカツエース以外は2走内で先行(4角4番手以内)して重賞を好走していました。
その3頭は2走以内にG2以上で上がり2位以内で勝ち馬と差のない競馬をしていました。
今年出走メンバーの4角位置取りを見ていきましょう。
アカイイト なし
アフリカンゴールド 前走G2で4角1番手 1着
アリーヴォ G2以上出走なし
ウインマリリン 2走前G2で4角3番手 1着
エフフォーリア 前走G1で上がり最速 1着
キングオブコージ 前走G2で上がり最速 1着
ショウナンバルディ なし
ジャックドール 前走G2で4角1番手 1着
スカーフェイス G2以上出走なし
ステラリア 2走前G1で上がり3位 2着
ヒュミドール なし
ヒシイグアス 海外除く2走前G2で4角4番手 1着
ポタジェ 前走G2で上がり最速 4着
マカヒキ なし
レッドジェネシス なし
レイパパレ 前走G2で4角4番手 2着
まず2走内にG2以上の出走がなかったスカーフェイス、アリーヴォに関しては論外ですね、
残りの青く塗った馬もほぼ用無し状態、ステラリアとポタジェはかなり甘く見てギリギリクリア
レイパパレとジャックドールはもちろんですが、ここに来てウインマリリンが急上昇
過去の好走馬と合っていますし、先行有利な大阪杯にマッチしそうな雰囲気
ここまででクラシック実績(例外含む)+脚質実績の2つをクリアした馬は
アフリカンゴールド
ウインマリリン
エフフォーリア
キングオブコージ
ジャックドール
ステラリア
ヒシイグアス
ポタジェ
レイパパレ
かなり甘く見て上記の10頭
昨日のデータ合わせてもやはり中心は当日も3番人気以内を占めるであろうエフフォーリア、ジャックドール、レイパパレの3頭
それ以外の馬は2重にも3重にもマイナスデータが重なってきますので流石に本日の2ポイントはクリアして欲しいところ
関東馬の過去10年成績
2021年 | グランアレグリア | 2人気 | 4着 |
サリオス | 3人気 | 5着 | |
クレッシェンドラヴ | 8人気 | 11着 | |
2020年 | ダノンキングリー | 1人気 | 3着 |
ジナンボー | 9人気 | 6着 | |
ブラストワンピース | 3人気 | 7着 | |
サトノソルタス | 10人気 | 10着 | |
2019年 | ブラストワンピース | 1人気 | 6着 |
ステルヴィオ | 6人気 | 14着 | |
2018年 | ミッキースワロー | 5人気 | 5着 |
メートルダール | 14人気 | 10着 | |
ウインブライト | 9人気 | 12着 | |
ゴールドアクター | 12人気 | 16着 | |
2017年 | サトノクラウン | 3人気 | 6着 |
モンドインテロ | 11人気 | 8着 | |
ディサイファ | 13人気 | 10着 | |
マルターズアポジー | 8人気 | 12着 | |
サクラアンプルール | 9人気 | 13着 | |
2016年 | イスラボニータ | 7人気 | 5着 |
ヌーヴォレコルト | 3人気 | 6着 | |
レッドレイヴン | 8人気 | 7着 | |
マイネルラクリマ | 9人気 | 10着 | |
ニシノビークイック | 11人気 | 11着 | |
2015年 | スピルバーグ | 2人気 | 4着 |
ロゴタイプ | 3人気 | 5着 | |
2013年 | ダークシャドウ | 3人気 | 5着 |
マッハヴェロシティ | 12人気 | 9着 | |
2012年 | フェデラリスト | 1人気 | 2着 |
ナカヤマナイト | 3人気 | 5着 | |
フライングアップル | 11人気 | 9着 |
過去10年でわずか2頭のみ
2020年 3着ダノンキングリー 1番人気
2012年 2着フェデラリスト 1番人気
ともに当日1番人気で10年前のフェデラリスト2着が最高(G2時代)
G1になってからは3着が最高着順となり、当日ある程度支持されていた人気馬も
2021年 グランアレグリア 2人気 4着
2021年 サリオス 3人気 5着
2020年 ブラストワンピース 3人気 7着
2019年 ブラストワンピース 1人気 6着
2018年 ミッキースワロー 5人気 5着
2017年 サトノクラウン 3人気 6着
2016年 ヌーヴォレコルト 3人気 6着
2015年 スピルバーグ 2人気 4着
2015年 ロゴタイプ 3人気 5着
2013年 ダークシャドウ 3人気 5着
2012年 ナカヤマナイト 3人気 5着
かなり厳しい現実だと思います。
掲示板付近なので惜しいと言えばそう見えるかもしれませんが、
半数以上は13頭以下の少頭数での開催、実際では出走馬の半分近くの着順であまり上位とはいえません。
好走馬が2頭しかいないのでサンプルが取りづらい状況ですが、
共通点を探しながら考察していきたいと思います。
好走した2頭が当日1番人気なので必然的かもしれませんが、
フェデラリスト、ダノンキングリーの2頭は3走内で重賞を2つ勝っているほど近走が充実していました。
更に2頭共通しているのが、前走から中5週以内と休み明けではなかったこと。
ちなみに関東馬が前走から10週以上の休み明けだった場合
19週 グランアレグリア 2人気 4着
19週 サリオス 3人気 5着
14週 クレッシェンドラヴ 8人気 11着
10週 ブラストワンピース 3人気 7着
14週 ブラストワンピース 1人気 6着
10週 ミッキースワロー 5人気 5着
10週 ゴールドアクター 12人気 16着
11週 モンドインテロ 11人気 8着
16週 ディサイファ 13人気 10着
16週 ヌーヴォレコルト 3人気 6着
18週 スピルバーグ 2人気 4着
14週 ダークシャドウ 3人気 5着
10週 ナカヤマナイト 3人気 5着
もう何が言いたいかわかりますよね?
人気馬のぶっ飛びパターンがほぼこれなんです。
全ての関東馬が例外なく飛んでます。
お気づきかもしれませんが、
今年の関東馬を見ていきましょう。
ヒュミドール 5週
エフフォーリア 14週
ウインマリリン 20週
ヒシイグアス 16週
もしエフフォーリアが馬券外に飛ぶとしたらここしかないと思っています。
逆に走れば過去10年で、
グランアレグリア、サリオス、ブラストワンピース、スピルバーグも超えられなかった休み明け関西輸送の壁
全ての人気馬が揃って飛んでいるこの呪縛を打ち破る初めての1頭になるかもしれません。
個人的には過去の好走馬が共に当日1番人気で好走していますし、そこまでネガティブには捉えていません。
勝てば10年で初の出来事になるのは間違いないので1倍台なら頭での買い時はここじゃないかなとは思いますが…
問題はエフフォーリア以外の3頭だと思います。
というのも、これだけ凡走傾向の関東馬が2頭以上好走することは過去をみても明らかなように非現実的と思います。
シンプルにエフフォーリアが走るなら残りの関東馬はほぼ確実に飛ぶと思っています。
ダノンキングリーやフェデラリストのように直近の成績があまりに充実していて、休み明けでは無ければ買ってもよいと思います。
ヒュミドール
3走内重賞勝ちなし
関西圏での好走ゼロ(ローカル開催除く)
ウインマリリン
3走内でG2勝ち1回
関西圏での好走ゼロ
ヒシイグアス
3走内でG2勝ち1回
関西圏での好走ゼロ
ただでさえ休み明けの関東馬は人気馬ですら厳しい現状
ダノンキングリーやフェデラリストは直近のG1以外で3着以内を外していませんでしたし、
様々な角度で比較しても到底好走できる要因があまりにも少ないと感じます。
エフフォーリアの実績や実力等は十分なほど、このメンバーで突き抜けるだけの能力はもちろんあると思います。
だからこそ今年のヒュミドール、ウインマリリン、ヒシイグアスは期待値がかなり低い3頭であると思います。
エフフォーリアについて
現在1倍台の圧倒的1番人気のエフフォーリアはここまで7戦6勝2着1回と連対率100%
負けた1回もシャフリヤールとの壮絶な叩き合いでハナ差2着(上がり最速はエフフォーリア)
そのシャフリヤールが先週のドバイシーマクラシックを優勝
皐月賞ではタイトルホルダーに3馬身差圧勝、そのタイトルホルダーは菊花賞を5馬身差で優勝し先週の日経賞も優勝
天皇賞秋では無敗の3冠馬コントレイルに1馬身差勝利
前走の有馬記念では先週1.2倍に支持され阪神大賞典を優勝したディープボンドに勝利
どのレースを取っても完璧、現役では国内最強と言って良いと思います。
しかし気になるのは、やはり有馬記念からの直行ローテです。
過去20まで遡っても有馬記念→大阪杯を連勝した馬は未だに1頭もおらず
優勝馬20頭を見ても有馬記念以外は前走1800m~2000mの重賞戦
もし仮にエフフォーリアが有馬記念→大阪杯の連勝ローテで優勝するならば、
歴代の三冠馬すら超えるスーパーホースで間違いありません。
関東馬の項目でも触れましたが、
間隔があり、輸送を挟む関東馬の成績が
19週 グランアレグリア 2人気 4着
19週 サリオス 3人気 5着
14週 クレッシェンドラヴ 8人気 11着
10週 ブラストワンピース 3人気 7着
14週 ブラストワンピース 1人気 6着
10週 ミッキースワロー 5人気 5着
10週 ゴールドアクター 12人気 16着
11週 モンドインテロ 11人気 8着
16週 ディサイファ 13人気 10着
16週 ヌーヴォレコルト 3人気 6着
18週 スピルバーグ 2人気 4着
14週 ダークシャドウ 3人気 5着
10週 ナカヤマナイト 3人気 5着
連対どころか3着すら届いていない現状
1倍台の頭で買うのがリスキーに感じてしまいます。
3頭しかブログで推薦していませんが、この3頭は全て頭(単勝ベース)で選びぬかれた馬です。
回収率を維持する為にもオッズは重要な選別要素です。
今回は頭できたらスーパーホースで拍手喝采、恐れ入りましたと言う事で馬券的妙味としては外して考えたいと思います。
とは言え過去10年の大阪杯で単勝1倍台に支持された馬は全て馬券内に好走、100%走ってきます。
正直この馬が展開面でも有利な先行、得意の形状、過去に倒してきた馬、仕上げ7割で有馬記念優勝と飛ぶイメージが全く浮かばないのも本音
一応来て当たり前のオッズなので、単勝以外なら馬券の軸として勝っても問題ないと思います。
大阪杯の推薦馬
▲アカイイト
この馬の評価は阪神芝3-1-1-4と前走金鯱賞での快走です。
本質的に使って良くなるタイプだと思っていて前年記録した連対時の成績が中2週~4週で集中しており
前走は本番を意識した仕上げの中、休み明けで良く走っていると思います。
あれだけ内前有利で直線詰まりながらも外に切り替えてからの末脚は驚きましたし、時計決着にも対応
今回叩いて更に阪神コースに変わるので条件的にもほぼ全てが良くなるでしょう。
過去の好走牝馬を見てもエリザベス女王杯との関係が非常に深い大阪杯
4枠以内に入った父SS系は該当馬がいれば必ず好走馬が出ていますし、
前走で前目を意識したジョッキーの心理的にも内目から前の有力馬を行かせて
最後の直線で馬券内に突っ込んでくると思っています。
○レイパパレ
国内の2000m戦に限れば6-1-0-0と負けたのは前走の金鯱賞
しかし3ヶ月の休み明けで斤量もアカイイトより1キロ重い56キロ、ジャックドールとは斤量差ゼロ
今回は叩いて状態上向き、アカイイトと斤量差なし、ジャックドールとは2キロ差になりますから断然有利なのはこの馬
かつてはコントレイル、グランアレグリアを破った大得意の舞台ですし、
中京から阪神に変わり斤量差も逆転するので前走からもう1つレベルアップした競馬が見れると思っています。
週中では雨の重馬場想定だったこともあり、この馬にとっては降雨があった方が今のメンバーではチャンスだと思います。
しかし思いの外降らないので本命候補ではありましたが準本命と言う事で印を打ちたいと思います。
◎ジャックドール
(リンク先のブログランキング紹介文に掲載しています現在 7位 辺り【ZONE競馬】紹介文を要チェック)
この馬はラスト5F勝負の馬で貯めて突き放すような競馬よりも自ら動いていって勝利をもぎ取るタイプ
後半5Fが59秒未満のロングスパート戦なら6-0-0-0、逆に5F4Fが緩んでラスト3F勝負になりやすい59秒以上のレースは0-2-0-1
今回もし負けるならラスト3F戦になって切れ負けした場合だと思っています。
出走馬を見る限り阪神2000mでラスト直線勝負だけの競馬をする有力馬は少ないと思いますし早めにレースが動くと見ています。
そうなった場合、この馬が最も得意とするロングスパートのラスト底力勝負になった場合簡単には抜かれないと思います。
直近の臨戦過程も過去の勝ち馬と類似していますし、週中のイチオシデータから2-0-1-0該当馬
馬券の中心はこの馬で今年の大阪杯勝負したいと思います。