過去20年で高松宮記念を好走した牝馬一覧
2021年 レシステンシア
2020年 モズスーパーフレア
2020年 グランアレグリア
2018年 レッツゴードンキ
2018年 ナックビーナス
2017年 レッツゴードンキ
2016年 アルビアーノ
2014年 ストレイトガール
2012年 カレンチャン
2009年 スリープレスナイト
2006年 ラインクラフト
2006年 シーイズトウショウ
2003年 ビリーヴ
2002年 スティンガー
過去20年で14頭の牝馬が好走しています。
昔は牝馬に取っては厳しいレースでしたが直近5年ベースで比較すると
牡馬 5-2-4-59 好走率15.7%
牝馬 1-4-2-31 好走率18.4%
牡馬よりも走る傾向にあります。
今回は高松宮記念を好走できたこの14頭の牝馬について考察していきたいと思います。
高松宮記念を好走した牝馬その1
まずは14頭の前走の人気を調べてみました。
レシステンシア 阪急杯G3 1人
モズスーパーフレア シルクロHG3 2人
グランアレグリア 阪神カップG3 1人
レッツゴードンキ フェブラG1 10人
ナックビーナス オーシャG3 2人
レッツゴードンキ 京都牝馬G3 1人
アルビアーノ オーシャG3 1人
ストレイトガール シルクロHG3 2人
カレンチャン オーシャG3 1人
スリープレスナイト スプリンG1 1人
ラインクラフト 阪神牝馬G2 1人
シーイズトウショウ オーシャG3 5人
ビリーヴ 阪急杯G3 2人
スティンガー 東京新聞G3 6人
ほとんどの馬が「前走2番人気以内」なんですよね。
例外の青く塗った馬の前々走を調べてみました。
レッツゴードンキ スワンS1番人気(海外戦除く)
シーイズトウショウ CBC賞2番人気
スティンガー 阪神牝馬S4番人気
テネシーガール 淀短距離S2番人気
スティンガーを除けば全馬が2走以内に2番人気以内に支持されていたことがわかります。
そのスティンガーですが、
前走の東京新聞杯では6番人気ですが、1番人気が4.2倍でスティンガーは7.7倍の6番人気と異常なほどに混戦レースでした。
更に2走前の阪神牝馬Sですが、こちらも単勝オッズは7.2倍と数字では6番人気、4番人気ですがオッズで見るとしっかり支持されていたことがわかります。
スティンガーは阪神マイルG1で優勝経験があり、この時点でG1馬だったことも加味され当日4番人気に支持されています。
この馬を除けば牝馬は基本的に
「前走か前々走のどちらかで2番人気以内に支持されている」
これが1つ大きなポイントになるかと思います。
エイティーンガール 前走10人
シャインガーネット 前走7人
メイケイエール 前走2人
レイハリア 前走2人
レシステンシア 前走2人
ロータスランド 前走5人
今年はレシステンシア、メイケイエール、レイハリアの3頭がすんなりクリア
前走3番人気以下だった残りの3頭の前々走に注目してみましょう。
エイティーンガール 2走前10人 G1実績なし
シャインガーネット 2走前1人
ロータスランド 2走前9人 G1実績なし
この項目ではエイティーンガールとロータスランドがNG
もし走れば高松宮記念の20年の歴史を変える1頭となります。
高松宮記念を好走した牝馬その2
次に好走した牝馬の直近の成績を調べました。
するとある共通点があることが分かります。
レシステンシア 前走阪急杯1着
モズスーパーフレア 3走前スプリンターズS2着
グランアレグリア 前走阪神カップ1着
レッツゴードンキ 2走前スワンS3着(海外除く)
ナックビーナス 前走オーシャンS2着
レッツゴードンキ 前走京都牝馬S1着
アルビアーノ 3走前スワンS1着
ストレイトガール 前走シルクロードS1着
カレンチャン 2走前スプリンターズS1着(海外除く)
スリープレスナイト 前走スプリンターズS1着
ラインクラフト 2走前マイルCS3着
シーイズトウショウ 2走前CBC賞3着
ビリーヴ 2走前スプリンターズS1着(海外除く)
スティンガー 2走前阪神牝馬S3着
基本的にほとんどの馬が、
「2走内に重賞を好走している」
例外だった2頭は、
「3走前G1連対かG2で1着」
今年の該当馬を見ていきましょう。
エイティーンガール 2走前京成杯1着
シャインガーネット 前走シルクロードS2着
メイケイエール 前走シルクロードS1着
レイハリア 2走前キーンランドカップ1着
レシステンシア 前走香港スプリント2着
ロータスランド 前走京都牝馬S1着
今年の牝馬は全て2走内に重賞連対実績があり完璧です。
レベルの高い証拠で、これだけ揃ったのは珍しいです。
高松宮記念を好走した牝馬その3
最後にこれまでの好走してきた牝馬14頭の実績をみていきたいと思います。
具体的には「G1実績」、「牡馬混合重賞実績」
この2つをチェックしていきたいと思います。
レシステンシア G1連対 混合重賞連対
モズスーパーフレア G1連対 混合重賞勝ち
グランアレグリア G1勝ち 混合重賞勝ち
レッツゴードンキ G1勝ち 混合重賞2着
ナックビーナス G1実績なし 混合重賞2着(タイム差なし)
レッツゴードンキ G1勝ち 混合重賞3着
アルビアーノ G1連対 混合重賞勝ち
ストレートガール G1初出走 混合重賞勝ち
カレンチャン G1勝ち 混合重賞勝ち
スリープレスナイト G1勝ち 混合重賞勝ち
ラインクラフト G1勝ち 混合重賞勝ち
シーイズトウショウ G1連対 混合重賞勝ち
ビリーヴ G1勝ち 混合重賞勝ち
スティンガー G1勝ち 混合重賞勝ち
G1実績がなかったのは青く塗った2頭のみ、
ナックビーナスは前年の高松宮記念が初出走、それまでG1レースの出走もなく再挑戦(G1戦2回目)で好走
ストレートガールはそもそも高松宮記念が初G1でした。
共に牡馬混合重賞では連対、ナックビーナスは勝ち馬とのタイム差は有りませんでした。
ここまで見ると出走時点での牡馬混合重賞実績は必須と言えるでしょう。
もちろんG1実績があればなお良いですが、例外候補も含め今年の登録馬を調べてみましょう。
エイティーンガール 混合重賞勝ち G1戦4回目
シャインガーネット 混合重賞勝ち G1戦2回目
メイケイエール 混合重賞勝ち G1戦4回目
レイハリア 混合重賞勝ち G1戦初出走
レシステンシア 混合重賞勝ち G1優勝
ロータスランド 混合重賞勝ち G1戦3回目
全馬が混合重賞勝ちという素晴らしい実績、正直これだけ揃ったのは過去20年でもあまりありません。
今年は牝馬が複数馬券内でも全然不思議ではないほど見た目以上にレベルが高いと思います。
この項目ですんなりクリアはレシステンシアただ1頭
混合重賞勝ちにG1優勝実績と、過去の好走牝馬14頭中12頭と同じパターン
問題はG1実績のない14頭中2頭しか好走馬がいないパターンに該当の5頭
過去の好走馬はG1初出走が1頭、2戦目が1頭と言葉の裏返しではありますが
この20年の好走牝馬は
「G1戦を複数回挑戦して3着以内に入れなかった馬は好走ゼロ」
という事になります。
G1を2戦以上経験していた馬は必ずどこかで3着以内に好走しており、
G1実績がなく好走した過去20年の2頭は初出走か今回が2戦目
ちなみにその2頭
ストレートガール 前走シルクロードS2番人気1着
ナックビーナス 前走オーシャンS2番人気2着
もうお分かりですよね?
どちらも前走牡馬混合重賞を2番人気以内で連対して高松宮記念を好走しています。
これらを踏まえてちょっと気になるのが、
エイティーンガール G1戦4回目 前走10番人気10着
シャインガーネット G1戦2回目 前走7番人気
メイケイエール G1戦4回目
レイハリア G1戦初出走 前走16着
ロータスランド G1戦3回目 前走牝馬限定戦5番人気
レシステンシア以外の5頭全てが過去の好走牝馬とはズレています。
特に気になったのがG1実績の無かった2頭の前走が混合戦連対の必須項目
これでシャインガーネットとロータスランドは完全NG
メイケイエールはこれで4回目のG1挑戦も全て馬券外、走ればダントツの最低G1実績牝馬になります。
レイハリアは前走16着と大敗…
唯一可能性として残っているのが前走混合戦連対のシャインガーネットがギリギリ
7番人気ではありますがファルコンS連対でも牡馬を抑えて1着経験があり左回りの実績も完璧、一応例外となっても理由が作れるかなと思います。
高松宮記念を好走した牝馬まとめ
その1
「前走か前々走のどちらかで2番人気以内に支持されている」
エイティーンガール ×
シャインガーネット ○(例外項目クリア)
メイケイエール ○
レイハリア ○
レシステンシア ○
ロータスランド ×
その2
「2走内に重賞を好走している」
エイティーンガール ○
シャインガーネット ○
メイケイエール ○
レイハリア ○
レシステンシア ○
ロータスランド ○
その3
「G1連対実績かつ混合重賞連対実績」
エイティーンガール ×
シャインガーネット △(例外条件ギリ)
メイケイエール ×
レイハリア ×
レシステンシア ○
ロータスランド ×
集計結果
エイティーンガール ×○×
シャインガーネット ○○△(例外条件ギリ)
メイケイエール ○○×
レイハリア ○○×
レシステンシア ○○○
ロータスランド ×○×
今年買える牝馬は
レシステンシア
シャインガーネット
この2頭です。
正直シャインガーネットに関してはかなり条件を広げてのクリア
残りの4頭は過去の14頭と比較しても走ればこの20年では初となる馬で、データ派としては激走されたらお手上げ状態です。
素直にここまで調べ上げて買えると胸を張れるのはこの2頭(本当はレシステンシア1頭だけ)です。
最後に高松宮記念を好走した60頭全馬に言えることでもあるのですが、
このレースは○○のある馬が非常に好走傾向なんです。
牝馬もその傾向が強く、特に直近5年の好走馬は全て○○でした。
過去20年全ての牝馬をみても、この傾向が当てはまらずに好走したのはストレートガールくらいで
この馬は1200m戦8勝と異次元の実績持ち、当日1番人気に支持されていました。
今年はそのような異質とも言える例外候補は流石におらず、この傾向はそのまま引き継がれると思います。
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