フェブラリーSの結果
1着カフェファラオ 2番人気
2着テイエムサウスダン 5番人気
3着ソダシ 4番人気
レースLAP
12.2-11.0-11.3-12.3-12.4-11.6-11.2-11.8
昨年のフェブラリーSはJRAが週中に砂厚調整を行ったため、かなりのトラックバイアスが効いていました。
これについては予想段階の考察で触れているので、その記事を引用します。
ダート重賞では恒例ですが、前年と同じようなメンバーになることが多いです。
今年も昨年出走していた馬が多く、個人的には特にトラックバイアスのきつかった昨年は鵜呑みにできないと思っています。
昨年フェブラリーS週
土曜日
4コーナー位置
5番手以内 7-5-6-18
6番手以降 0-1-2-70日曜日
4コーナー位置
5番手以内 4-4-6-27
6番手以降 3-3-1-60
JRA公式ホームページにフェブラリーS週に東京ダートコースの砂厚を調整したと書かれていました。
昨年はこれが気になってずっとデータ取りをしていた記憶があります。
その読みはビンゴでした。
砂が厚くなればスピードに乗りにくいですから4角である程度前にいなければ後半とてつもなく速い脚で走らない限り前を捕まえられません。
まだ競争が少なかった土曜日開催はその傾向があからさまに出ていました。
日曜日になって内側から少しずつ脚抜きがよくなった印象で、フェブラリーSは圧倒的イン有利の結果に終わりました。
圧倒的前、圧倒的イン有利のトラックバイアスで誰が得をして誰が損をしたのか?
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インで詰まって外に(馬場で言うと真ん中内より)出したエアスピネルは評価に困りますが
基本的にイン前で競馬したカフェファラオ、ワンダーリーデルは確実にバイアス恩恵を受けています。
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一番きつかったのが青く塗った外の追い込み勢、これは土曜日からの傾向もあり
物理的に差し届かない位置です。
今年の東京ダートは土曜日段階では通常通り差しも決まっており、馬場状態は良好でした。
昨年の土曜日は、
4コーナー位置
5番手以内 7-5-6-18
6番手以降 0-1-2-70
後方にとっては厳しい状況、これと比較しても今年はフラットな方でした。
ここに一雨降ればフェブラリーSのコース形状からして差し競馬になると予想していました。
シンプルに昨年のトラックバイアスで恩恵を受けた馬は簡単に沈むだろうなと…
しかしどうでしょう、
フェブラリーS当日に異常なほどのトラックバイアスが昨年同様に発生しています。
レース前にTwitterにて投稿しましたが、
https://twitter.com/zonekeiba/status/1495280838845497348?s=20&t=VtXhWT194AS9Mgj9I3gMkQ
今年のトラックバイアスは
4角6番手以降 0-0-0-63
4角6番手以降の馬は【馬券内率0%】人気であろうが全馬が飛んでいます。
4着まで広げてもたったの1頭しかいませんでした。
昨年なんか可愛いほどの異常トラックバイアスです。
もうこの時点で自分の予想が外れることは覚悟していました。
https://twitter.com/zonekeiba/status/1495291112520437761?s=20&t=VtXhWT194AS9Mgj9I3gMkQ
結果はこの通り、4角回った順番でそのままワンツースリー
それもそのはず、レースLAPを御覧ください。
12.2-11.0-11.3-12.3-12.4-11.6-11.2-11.8
まるで芝並みのラスト3F、これは物理的に無理です。
4角で6番手以降にいた馬はほぼレースに参加できていません。
もともと芝を使っていたソダシが3着、タイムフライヤーも上位まで来ていたことが納得できますよね。
後方もしくは外にいた馬は33秒台の脚を使っても掲示板に載るかどうかのレベルです。
これがダート戦ということに驚きます。
そんな中でほぼ最後方から大外追い込んだサンライズノヴァが相当厳しい中でも着順を上げていたことに少々悔しさを覚えました。
ここまで酷いトラックバイアスだと、睡眠時間を削って一生懸命書いたデータも全くの無意味
参考にしていただいた方々には本当に申し訳ない気持ちになりました。
完璧なスタートを切ってナチュラルにハナを切れたテイエムサウスダン
ハナを取るはずだったインティの出遅れ、ソダシがゲートを出たこと
過去一番で間違いないほどの異常トラックバイアス
様々な要因が重なった今年のフェブラリーSは特に2着馬3着馬に関しては非常に運が良かったと思います。
稍重~不良馬場でスピードが出るので1400mしか実績のないテイエムサウスダンはむしろ有利
そんな考察もありますが、過去20年の良馬場以外のフェブラリーSで1400mから走った馬全てを週中で触れてきました。
距離実績について全ても調べた結果、馬場悪化=短距離馬有利は因果関係はゼロです。
良馬場~不良馬場での差は無くフラットな数値でした。
全レースを調べた訳でもない予想家が雰囲気だけで語ることも多いですが、今回は4角先頭+トラックバイアス+ラスト3FのLAPを見れば馬券確定の位置にいたから好走できたと言えます。
スピードに長けた1400m持ちタイム1位のアルクトス、2位のサンライズノヴァ、3位のエアスピネルやレッドルゼルが掲示板にも載れていない時点でお察しです。
今年は後方脚質の段階でもうレースに参加していないようなものでした。
結果的にフェブラリーS当日はメインレースまで4角1~6番手の馬で全て決着、昨年同様とも言える形で幕を閉じました。
ブログという特性上、予想は前日にはほぼ完成していますし、最低でも当日のレースがスタートする前に出していますので、いくら前が有利とわかっていても変えることのできない予想です。
残念な形にはなりましたが、このフェブラリーSだけでなく予想の面でも大変勉強になった1日でした。
真剣に向き合ったからこそ得るものもありましたし、更に進化できるエネルギーにもなりました。
現在2022年重賞通算成績が
本命馬 5-0-4-11 単勝回収率145.5%
特注馬 2-0-3-15 単勝回収率137.0%
なんとか保っていますが、結局は1年間通して安定しなければ意味がないです。
回収率が取れなければ、たまに予想が的中しそれまでのマイナスなんかそっちのけで喜んでるだけの1発屋になってしまうので、当ブログはこれまでと変わらず推薦馬は回収率にこだわって行きたいと思います。
お陰様でブログランキングに登録してまだ1ヶ月ほどですが、
300位→150位→80位→50位→30位→10位まで来ました。
本当に感謝しかありません。
沢山の応援有難うございました。
また今週もがんばります!