過去7年の好走馬
年 | 着 | 馬名 | 人気 |
2022年 | 1着 | スタニングローズ | 1人気 |
2着 | サウンドビバーチェ | 2人気 | |
3着 | ライラック | 6人気 | |
2021年 | 1着 | ファインルージュ | 2人気 |
2着 | スルーセブンシーズ | 4人気 | |
3着 | ミスフィガロ | 12人気 | |
2020年 | 1着 | マルターズディオサ | 5人気 |
2着 | パラスアテナ | 10人気 | |
3着 | シーズンズギフト | 3人気 | |
2019年 | 1着 | パッシングスルー | 2人気 |
2着 | フェアリーポルカ | 6人気 | |
3着 | カレンブーケドール | 1人気 | |
2018年 | 1着 | ノームコア | 2人気 |
2着 | マウレア | 1人気 | |
3着 | ランドネ | 7人気 | |
2017年 | 1着 | ディアドラ | 1人気 |
2着 | カリビアンゴールド | 6人気 | |
3着 | ポールヴァンドル | 4人気 | |
2016年 | 1着 | ビッシュ | 1人気 |
2着 | ヴィブロス | 3人気 | |
3着 | フロンテアクイーン | 5人気 |
過去7年で上記21頭
2015年より前はOP、2016年~2022年はG3、そして今年はG2へ格上げ
秋に向けて若駒の始動戦ですが個人的には土曜重賞で盛り上がりに欠ける印象のある1戦
重賞考察
前走が条件戦だった馬は6頭と好走馬全体で見ると意外にも走っているのですが16年、17年で4頭好走馬が出ていて底上げしています。
近年はほとんどがオークスからで昨年もワン・ツー・スリーだったことを考えるとあまり評価したくないステップ
6頭に共通するのは全馬3番人気以内、タイム差0.0以上、2019年の勝ち馬パッシングスルー以外は上がり3位以内でした。
パッシングスルーは前走4角先頭で2着には0.5秒差と大差をつけて勝ち上がり、当日も2番人気に支持されていました。
ちなみに前走マイル以下からの好走はG2~G1のみで、OP以下だった馬は全て前走1800m以上
ミタマ 前走5番人気
キミノナハマリア +0.1秒差
フィールザオーラ 7人気
ニシノコウフク 4人気13着
フルール 7人気
マーゴットミニモ +0.7秒差
アマイ 5人気
シランケド 6人気+0.6秒差
ダルエスサラーム 3人気+1.4秒差
ミシシッピテソーロ 前走マイル
今年は出走17頭に対して12頭が前走条件戦からとG2戦に昇格したとは思えない低レベル戦
にも関わらず近走の戦績が安定しておらず前走人気が評価されていない馬が多く、着差が付いて負けていた馬など様々で
結局データ完全クリアはソレイユヴィータ、アップトゥーミーの2頭だけ
過去の母数が少ないのと、これだけNG馬が多い年は初めてなのでブレイクは簡単に出てきそうな予感がします。
前走G2~G3だった馬は3頭と比較的少なめのステップ
3頭中2頭が前走3着以内、唯一馬券外だったパラスアテナは前走1番人気に支持されていました。
今年は出走しませんが、そのかわり前走OPだった馬がいます。
ワイズゴールド 前走地方
グランベルナデット 2人気1着
過去の好走馬がいないので何とも言えませんがワイズゴールドは流石に前走ダートで地方となり厳しそう
グランベルナデットは大敗している訳でもなく人気も問題なさそうです。
前走G1だった馬は最多の12頭と基本的にはここから狙うのがベスト、全てオークスからの参戦です。
12頭中8頭が前走2桁人気or2桁着順と前走内容はほぼ関係のない要素になっています。
距離が2400mから2000mに短縮されること、東京から中山コースへ変更と条件が一変するので
この紫苑Sを5番人気以下で激走した馬の半数以上が前走オークスからとなっています。
前走オークスから好走した馬
スタニングローズ
サウンドビバーチェ
ライラック
ファインルージュ
スルーセブンシーズ
マルターズディオサ
フェアリーポルカ
カレンブーケドール
マウレア
ランドネ
ビッシュ
フロンテアクイーン
紫苑Sで前走オークスから好走した馬は上記12頭
実はこの中でも8頭が前走2桁人気or2桁着順だった馬
その8頭を調べてみると
スタニングローズ フラワーC1着
ライラック フェアリーS1着
ファインルージュ フェアリーS1着
マルターズディオサ チューリップ賞1着
フェアリーポルカ 若駒S3着(フローラS0.1秒差)
カレンブーケドール スイートピーS1着
ランドネ スイートピーS1着
フロンティアクイーン クイーンC2着
上記全馬OP以上で3着以内がありました。
が、フェアリーポルカのフローラS0.1秒差を上に取り厳しく見るとすらなら
・過去にOP以上で1着
・過去にG3以上で連対or着差0.1秒以内
上記どちらかを満たして欲しいと思います。
今年前走オークスかつ前走2桁人気or2桁着順だった馬は
ヒップホップソウル 14人気6着
エミュー 13人気13着
この2頭のOP以上実績を見ると、お互いにフラワーCを連対しており問題なさそう。
ヒップホップソウル フラワーC2着
エミュー フラワーC1着
むしろ紫苑Sはオークス2桁人気or2桁着順→過去にOP以上実績あり→紫苑S好走が8割以上のパターン
占有率も半数以上あるのでこの2頭にとってはマイナスどころか前走2桁人気はむしろ追い風、馬券の中心で間違いないと思います。
更に前走オークスで過去の中山成績を調べてみると少し面白い共通点がありました。
1着スタニングローズ 中山勝ち
2着サウンドビバーチェ 中山勝ち
3着ライラック 中山勝ち
1着ファインルージュ 中山勝ち
2着スルーセブンシーズ 中山勝ち
1着マルターズディオサ 中山勝ち
2着フェアリーポルカ 中山未出走
3着カレンブーケドール 中山勝ち
2着マウレア 中山未出走
3着ランドネ 中山未出走
1着ビッシュ 中山勝ち
3着フロンテアクイーン 中山勝ち
なんと前走オークスだった馬は中山出走経験あり=勝鞍あり
そもそも今回が中山初出走だったパターンの2択
特に紫苑S優勝馬に限っては全馬中山コースでの勝鞍ありの馬でした。
これは昨年前走オークスに出走していた馬6頭のうち4頭が該当しそのままワン・ツー・スリー・フォーと1着~4着まで独占だった強烈なデータ
データというより個人的に気になるところを調べて見事にハマっている状態なだけですが、結構このコース実績は重要だと思っています。
ヒップホップソウル 中山勝ち
エミュー 中山勝ち
過去の好走率、占有率ともに最高レベルの前走オークス組が今年はたったの2頭
その2頭がここまで完璧にデータクリアならもう決まりでしょう。
ちょっと距離延長で挑んでくるモリアーナはどうなるか不明も、今年は前走オークス組or前走条件クラスが優勝すると思っています。
中でも下記4頭には大注目です。
ソレイユヴィータ 条件戦データクリア
アップトゥーミー 条件戦データクリア
ヒップホップソウル オークスデータクリア
エミュー オークスデータクリア
オッズは割れるでしょうし上手く分配すれば上記4頭の単勝だけで簡単に当たるかもしれません。
しかし競馬はそんなに甘くないですよね、非常に難しい1戦に大雨で不良馬場スタートにも関わらず当日は一切降らない馬場変化の大きい開幕週
その馬場を一切見ることなく、オッズも定まらない前日で予想を公開していく難しさは計り知れません…
2023年 紫苑Sの推薦馬
▲グランベルナデット
新馬戦で豪快に負けて次走の未勝利戦で圧勝してクイーンCで凡走とムラが多い馬ですが、
左回りだけ目を瞑れば右は2戦2勝、距離が敗因だとしてもマイルは全滅、2000m戦は2戦2勝
今回はそのどちらも揃う右回りの2000mで個人的には地味に見えた前走を評価したいです。
前半1000mが1.00.5とこの馬好みのスローペースでラスト3ハロンは11.4-11.2-11.7と差が付きにくいレース
それを4角から前の逃げ馬を捕まえてから1馬身、その2着馬は1馬身半離しており見た目以上に地力の高さを感じました。
3着馬、5着馬、6着馬、7着馬、9着馬と出走した半数以上が次走で即馬券と決してメンバーレベルも高くなく
中間のアクシデントがなければというほどの馬だったので陣営としては前哨戦と言えど本気だろうし注目したい。
◯ソレイユヴィータ
とにかくこの馬を推薦したいのは関西馬だから、これだけでも買う価値があるほどで
過去10年で出走頭数に対して倍近くの好走率を誇る関西馬、今年も出走が少なくデータクリアの関西馬なら積極的に買いたい。
現在3連勝中だが、陣営のコメントにもあるように坂を克服してもらわないと困るとのことで
新馬戦では坂で止まったように苦手意識があるのかは不明、1年間の成長を信じ直線平坦コース以外でもやれるとことを見せて欲しい。
重馬場は4走前にもスタミナを見せているし、前走も多少渋ってはいたが問題なさそう。
外の絶好枠なので積極的に立ち回って関西馬の意地を見せて欲しいと思います。
◎人気ブログランキングへ掲載中
(クリック↑リンク先のブログランキング紹介文に掲載しています【ZONE競馬】を要チェック)
この馬の勝鞍全てがこの中山コースで上がり最速は全て35秒以上と時計の掛かる馬場もプラス
1800m戦では2戦2勝でコーナーの増える中山2000mは3走前のように自信を持ってレースに挑める舞台
陣営も前哨戦と言えど先よりも目の前のレースとのことで、休養明けといえど仕上がりに抜かりなし。
データ面でも完全クリアで買わないと的中できないであろう前走レースが強力なので
馬体が小柄だったり開幕週で枠だったり脚質だったり展開に左右される部分はかなり多いと思いますが、
これまでの紫苑Sの傾向と馬場が非常に合っていると判断したので本命とさせて頂きました。