過去20年で8枠から好走した馬
2022年 イクイノックス
2020年 ガロアクリーク
2016年 ディーマジェスティ
2014年 トゥザワールド
2014年 ウインフルブルーム
2010年 ヒルノダムール
2009年 アンライバルド
2007年 ヴィクトリー
2005年 アドマイヤジャパン
2004年 コスモバルク
過去20年で上記10頭
全てフルゲート18頭立て
中山コースの大外枠はみなさんどんなイメージを持ちますでしょうか?
一般的にポジション取りやコーナーの面で18番は流石に不利、そんなイメージをお持ちでしょう。
本日はそのイメージが少し変わるかもしれません。
8枠に入った全体の成績
3-4-3-47
勝率5.3% 連対率12.3% 複勝率17.5%
単勝回収値95% 複勝回収値62%
1~7枠に入った全体の成績
17-16-17-246
勝率5.7% 連対率11.1% 複勝率16.9%
単勝回収値52% 複勝回収値66%
どうですか?
私には勝率、連対率、複勝率の全てがほぼフラットに感じます。
1%前後の違いはほぼ誤差とも言えるでしょう。
しかし単勝回収率は外枠が嫌われるのか、むしろ8枠の方が妙味あります。
ちなみに3番人気以内に支持された馬が8枠の場合
イクイノックス 3番人気 2着
ステルヴィオ 2人気 4着
リオンディーズ 2人気 5着降着
トゥザワールド 1人気 2着
グランデッツァ 1人気 5着
アリゼオ 3人気 5着
アンライバルド 3人気 1着
リーチザクラウン 2人気 13着
ショウナンアルバ 3人気 14着
アドマイヤジャパン 3人気 3着
コスモバルク 1人気 2着
合計11頭が走って掲示板を外したのは僅か2頭のみ
11頭中9頭が5着以内に好走しています。
馬場改修工事後の中山に限れば全馬掲示板を確保しています。
ここまで見る限りシンプルに不利ではないと断言できます。
逆に有利ですとも言えませんが、8枠を理由に評価を下げるのはイメージだけで判断していることになります。
その根拠のないイメージが馬券にとっては負の要素となります。
ちなみに去年までは8枠の単勝回収率が20年間ベタ買いでも100%超えでした。
ここからは過去20年で8枠から好走した馬の詳細を見ていきます。
イクイノックス 東スポ杯G2 1着
ガロアクリーク スプリンG2 1着
ディーマジェスティ 共同通信G3 1着
トゥザワールド 弥生賞G2 1着
ウインフルブルーム 若葉S 2着
ヒルノダムール 若葉S 2着
アンライバルド スプリンG2 1着
ヴィクトリー 若葉S 1着
アドマイヤジャパン 弥生賞G2 2着
コスモバルク 弥生賞G2 1着
見事なまでに全馬が前走連対馬です。
最大着差は全馬+0.2秒差以内とハイレベル
前走3着以下から巻き返した8枠の馬は過去20年で1度も出てきていません。
イクイノックス 1位
ガロアクリーク 1位
ディーマジェスティ 1位
トゥザワールド 2位
ウインフルブルーム 3位
ヒルノダムール 3位
アンライバルド 2位
ヴィクトリー 2位
アドマイヤジャパン 2位
コスモバルク 1位
こちらは前走上がり3F順位
全馬が前走でラスト3Fは上位3頭以内の脚を使っていました。
上がり3位だったウインフルブルームとヒルノダムールは前走共に4角4番手以内の先行馬でした。
逆に4角5番手以下だった馬は最低でも上がり2位以内だったことがわかります。
甘く見ても過去20年の皐月賞で8枠から好走した馬の全てが
「前走OP以上で上がり3位以内で連対していた」
となります。
今年の8枠は3頭
タッチウッド
メタルスピード
マイネルラウレア
この3頭の前走を見てみると、
タッチウッド 共同通信杯2着 上がり10位
メタルスピード スプリングS3着 上がり2位
マイネルラウレア 若駒S1着 上がり1位
タッチウッドは前走の上がりがNG、過去に4角先頭馬も満たしていた条件なのでシンプルに割引
メタルスピードは上がりを使うも前走で連対できず、+0.3秒というのもズレます。
マイネルラウレアはローテは別として好走しても全く問題なくデータクリア
大外枠に入って肩を落とした人もいると思いますが、馬込みが苦手と陣営もコメントしている通り土曜日の雨の具合にもよりますが
前が流れる皐月賞でこの馬にとっては一番良い枠だと思います。嫌われてオッズが上がるなら尚更加点要素です。
さて、本日最後になりますが枠順も確定したことで出走頭数に関するデータを紹介
過去10年、皐月賞は全てフルゲート18頭立てで開催されてきましたが
・前走OP戦1番人気or0.3秒差以内
・過去に頭数14頭以上のレースに出走
・上記2番人気以内かつ上がり2位以内で1着or◯◯連対
2022年2着イクイノックス3人気
2021年3着ステラヴェローチェ6人気
2020年2着サリオス3人気
2019年2着ヴェロックス4人気
2019年3着ダノンキングリー3人気
2018年2着サンリヴァル9人気
2018年3着ジェネラーレウーノ8人気
2017年1着アルアイン9人気
2016年1着ディーマジェスティ8人気
2016年3着サトノダイヤモンド1人気
2015年1着ドゥラメンテ3人気
2014年1着イスラボニータ2人気
2013年1着ロゴタイプ1人気
2013年2着エピファネイヤ2人気
2013年3着コディーノ3人気
過去10年全てで好走
好走馬30頭中15頭と半数がこの条件達成馬という点も凄いですが、
1番人気は2頭のみ、13頭が3番人気以下と穴馬も該当して激走しています。
今年はなんと、
1番人気ファントムシーフ 該当せず
2番人気ソールオリエンス 該当せず
該当馬全て3番人気以下と穴なら間違いなく注目データです。
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(リンク先のブログランキング紹介文に掲載しています現在 19位 辺り【ZONE競馬】紹介文を要チェック)
明日はスケジュール的にアーリントンCの最終考察、明後日にはアンタレスSの最終考察をアップしないと間に合わないので、
ひとまず皐月賞考察はここまで、最終結論まで楽しみにお待ち下さい!
それではまた明日会いましょう!